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「地域協」の重要性強調 千葉で障害者差別解消法フォーラム

 昨年6月に成立した「障害者差別解消法」の施行に向け、共生社会地域フォーラム「障害を理由とする差別の解消に向けて」が13日、千葉市中央区の千葉市文化センターで開かれた。障害者や施設事業者らが参加し、2016年4月施行予定の同法について理解を深めた。

 フォーラムは内閣府主催。障害者政策委員会委員の野沢和弘氏が基調講演し、障害を理由とする差別や、差別解消のための基本方針、対応要領の作成などを求める同法について説明した。

 野沢氏は、障害者差別に関する相談や紛争の防止・解決を推進するための機関として今後検討される「差別解消支援地域協議会」について、「ここが生きるかどうかで、この制度が機能するかが決まる」と指摘。千葉県は全国に先駆けて07年7月に「障害者差別禁止条例」を導入しており「全国のモデルとなるよう、今回も千葉県には大きな期待が持たれている」と話した。

 また、袖ケ浦市の県立福祉施設で起きた虐待事件に触れ「運営者幹部や県の責任は重い」とした上で「障害者を安易に施設に押し付けてきたのではないか。障害者を一人の人として尊重しなければならない」などと述べた。

 フォーラムでは、野沢氏や県障害のある人の相談に関する調整委員会委員長を務める高梨憲司さんらによるパネルディスカッションも行われた。

千葉日報 : 2014年01月14日 10:52

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