Quantcast
Channel: ゴエモンのつぶやき
Viewing all articles
Browse latest Browse all 17470

盲ろう者に外出の楽しみ 荒川区 都内初、19日に交流会

$
0
0
 視覚と聴覚の両方が不自由な盲ろう者の支援に力を入れている荒川区は十九日、区役所三階会議室で、区独自で展開する盲ろう者の介助研修会を修了した人らと盲ろう者の交流会を開く。

 区によると、盲ろう者が参加する地域交流会は都内初という。

 区内の盲ろう者は十八人。盲ろう者は区報やホームページによる情報収集が難しく、区が展開するホームヘルパーやガイドヘルパー(歩行介助)などの福祉サービスを知らない人が多かったという。外に出る機会もあまりなく、外部の人と接する機会は少ない。

 このため、区は二〇一〇年度、盲ろう者の家庭を戸別訪問し、区の福祉サービスを直接説明するなどの支援を開始。翌年度からは都盲ろう者支援センターと共催で、独自の介助研修会も始めた。

 研修会では、障害者の介護に携わる人々を対象に、指点字(ゆびてんじ)や触手話(しょくしゅわ)といった、盲ろう者向けのコミュニケーション法などを教えた。

 研修会は昨年十二月までに、七十七人が修了した。

 十九日の交流会には盲ろう者と介助研修会修了者、障害者団体らが参加予定。盲ろう者が体験談を語った後、参加者はグループに分かれて懇談する。

 区障害者福祉課の担当者は「研修会修了者は盲ろう者と直接触れ合うことで必要な支援を理解でき、盲ろう者は外に出る楽しみを見つけられる」と話す。

 交流会は午後一時から。参加の申し込み、問い合わせは荒川区障害者福祉課=電03(3802)3111(内線2685)=へ。

東京新聞 : 2014年1月17日

Viewing all articles
Browse latest Browse all 17470

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>