障害者の職能向上と雇用促進を目的とした「第36回県障害者技能競技大会」(県、佐賀障害者職業センター主催)が21日始まった。喫茶サービス競技が佐賀市の村岡屋大和店であり、特別支援学校などに通う15歳から18歳までの17人が競った。
喫茶店の店員に扮(ふん)した出場者は、客に「いらっしゃいませ」と元気にあいさつ。席に案内して注文を取り、緊張の面持ちでコーヒーを運んだ。後片付けまで終わると、ほっと胸をなでおろしていた。
身だしなみやあいさつ、気配りなどが審査され、金賞に中山哲也さん(17)=唐津特別支援学校3年、銀賞に北川楓さん(16)=うれしの特別支援学校2年、銅賞に平井遥菜さん(16)=九千部学園2年=が選ばれた。中山さんは11月の全国大会(愛媛)に県代表として推薦される予定。
県内企業(従業員50人以上)の障害者雇用率(昨年6月)は、2・17%で全国4位。主催者は「障害者も高い技術を持っている。企業でも十分通用すると知ってほしい」と訴える。26日はパソコン操作や縫製など5競技を佐賀市のポリテクセンター佐賀で行い、15〜63歳の24人が出場する。
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喫茶店の店員という設定で、接客の技術やマナーを競う出場者=佐賀市の村岡屋大和店
佐賀新聞 ー2014年01月22日更新
喫茶店の店員に扮(ふん)した出場者は、客に「いらっしゃいませ」と元気にあいさつ。席に案内して注文を取り、緊張の面持ちでコーヒーを運んだ。後片付けまで終わると、ほっと胸をなでおろしていた。
身だしなみやあいさつ、気配りなどが審査され、金賞に中山哲也さん(17)=唐津特別支援学校3年、銀賞に北川楓さん(16)=うれしの特別支援学校2年、銅賞に平井遥菜さん(16)=九千部学園2年=が選ばれた。中山さんは11月の全国大会(愛媛)に県代表として推薦される予定。
県内企業(従業員50人以上)の障害者雇用率(昨年6月)は、2・17%で全国4位。主催者は「障害者も高い技術を持っている。企業でも十分通用すると知ってほしい」と訴える。26日はパソコン操作や縫製など5競技を佐賀市のポリテクセンター佐賀で行い、15〜63歳の24人が出場する。

喫茶店の店員という設定で、接客の技術やマナーを競う出場者=佐賀市の村岡屋大和店
佐賀新聞 ー2014年01月22日更新