障害者権利条例案を巡り、県議会最大会派「いばらき自民党」は22日、県議会議事堂で、障害者関係団体との懇談会を開いて意見交換した。自民党は3月定例会で同条例の制定を目指し、自民会派案を作成。これに対し、障害者団体側からは「何が差別に当たるのかが分かりにくい」と修正を求める声が相次いだ。
自民会派案では「何人も、障害のある人に対し、差別をしてはならない」と規定した上で、「県に相談窓口を設置し、助言やあっせんを求めることができる」と明記した。障害者団体側からは「『県』が何を指すのか分からず、相談や救済の仕組みが弱い」「その時々の実情に条例を対応させるため、見直し規定を盛り込んでほしい」などと要望や意見が相次いだ。
自民党の菊池敏行政調会長は「もう一度、検討する。何としても3月定例会に間に合わせたい」と述べ、修正に含みを持たせた。自民会派案は15日からパブリックコメントも実施しており、自民党県連ホームページで閲覧できる。
毎日新聞 2014年01月23日 地方版
自民会派案では「何人も、障害のある人に対し、差別をしてはならない」と規定した上で、「県に相談窓口を設置し、助言やあっせんを求めることができる」と明記した。障害者団体側からは「『県』が何を指すのか分からず、相談や救済の仕組みが弱い」「その時々の実情に条例を対応させるため、見直し規定を盛り込んでほしい」などと要望や意見が相次いだ。
自民党の菊池敏行政調会長は「もう一度、検討する。何としても3月定例会に間に合わせたい」と述べ、修正に含みを持たせた。自民会派案は15日からパブリックコメントも実施しており、自民党県連ホームページで閲覧できる。
毎日新聞 2014年01月23日 地方版