伊丹市内で初めての重度心身障害者のためのケアホーム「ホーム てとてと」が、来年1月、市内鴻池4丁目に開所します。入居定員は6人。市の肢体不自由児・者父母の会が作った「株式会社てとてと」が運営します。ゆりあと同い年の坂口君のお父さんが、今回息子さんは入居されないにも関わらず、大きな視点と勇気を持って、「仲間みんなの未来のために」と、お仕事を辞めて代表を引き受けてくれました。
入院を繰り返したり、日常生活に様々な配慮が必要だったりする子に寄り添い続け、気付けば親も子も年を重ねていた、という例が多い、父母の会の会員たち。
「私が百歳まで元気でいて、子どもの世話をすればいいと思っていたけど、そんなわけにはいかないことが、年をとってみてわかったわ」という先輩の言葉に、ホームの建設を急いでいた矢先、母娘ふたりで暮らしていた別の会員さんが急死されるという、つらい出来事がありました。娘さんは遠い他市の施設に緊急入所し、ホームの開設を待っておられます。
障害のある当事者と、親と、地域の人たちと、またそのほかの人たちとが、手と手と手と手と……をお互いにつなぎあって、いろんな人が住みやすい社会を創っていきたい、という思いから名付けた「てとてと」。ただいま職員募集中です。
毎日新聞 2012年11月15日 地方版
入院を繰り返したり、日常生活に様々な配慮が必要だったりする子に寄り添い続け、気付けば親も子も年を重ねていた、という例が多い、父母の会の会員たち。
「私が百歳まで元気でいて、子どもの世話をすればいいと思っていたけど、そんなわけにはいかないことが、年をとってみてわかったわ」という先輩の言葉に、ホームの建設を急いでいた矢先、母娘ふたりで暮らしていた別の会員さんが急死されるという、つらい出来事がありました。娘さんは遠い他市の施設に緊急入所し、ホームの開設を待っておられます。
障害のある当事者と、親と、地域の人たちと、またそのほかの人たちとが、手と手と手と手と……をお互いにつなぎあって、いろんな人が住みやすい社会を創っていきたい、という思いから名付けた「てとてと」。ただいま職員募集中です。
毎日新聞 2012年11月15日 地方版