北勢労連・みえタクシー労組連絡会は3日、タクシーの障害者割引時の個人情報の取り扱いについて、県内大手3社で是正が進んでいると発表した。運転手が利用者の障害者手帳番号や住所、氏名などを書き写していたが、1社は手帳の提示だけで割引が受けられるようになり、他の2社も近く同様の方法に改める。
磯部貞幸会長によると、運賃が1割引きとなるこの制度は1990年スタート。当初、各社は手帳番号などの書き写しを運転手に求めてきた。しかし、個人情報保護の観点から国土交通省が2009年、各タクシー協会などにやめるよう指導。全国的に是正が進んだが、県内では書き写しが続いていたという。
連絡会は昨年10月から是正活動を開始。昨年12月21日から三重近鉄タクシー(四日市市)が提示方式に改めた。三交タクシー(津市)も4月1日から同様の措置を取る。名鉄四日市タクシー(四日市市)も近く改める予定だという。
磯部会長は「障害を持つ人や運転手の中にも、手帳の提示だけで割引されることを知らない人がいる。県内には約70のタクシー会社があり、全社が改めるよう運動を進めたい」と話した。
毎日新聞 2014年02月04日〔三重版〕
磯部貞幸会長によると、運賃が1割引きとなるこの制度は1990年スタート。当初、各社は手帳番号などの書き写しを運転手に求めてきた。しかし、個人情報保護の観点から国土交通省が2009年、各タクシー協会などにやめるよう指導。全国的に是正が進んだが、県内では書き写しが続いていたという。
連絡会は昨年10月から是正活動を開始。昨年12月21日から三重近鉄タクシー(四日市市)が提示方式に改めた。三交タクシー(津市)も4月1日から同様の措置を取る。名鉄四日市タクシー(四日市市)も近く改める予定だという。
磯部会長は「障害を持つ人や運転手の中にも、手帳の提示だけで割引されることを知らない人がいる。県内には約70のタクシー会社があり、全社が改めるよう運動を進めたい」と話した。
毎日新聞 2014年02月04日〔三重版〕