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「えがお豆腐」販路拡大 小松の障害者就労支援施設

開始当初から倍増、月4000丁に

 障害者就労支援施設サービスセンターいとまち(小松市糸町)の利用者たちが作る「えがお豆腐」が、市内で販路を拡大させ、順調に生産量を増やしている。生産を始めた二〇一二年四月は一カ月あたり千〜二千丁だったが、現在は三千五百〜四千丁に倍増させた。(井上真典)

 センターは、社会福祉法人こまつ育成会が運営。当初は、市内の福祉施設やJA小松市を中心に卸していたが、現在は保育所や飲食店、旅館など二十店・事業所にも配達している。

 五日には、粟津温泉の旅館辻のや花乃庄(湯上町)に、旅館のおかみ辻井祐紀恵さん(53)の息子でセンターで豆腐作りをしている健郎さん(26)と職員が配達した。

 朝食の湯豆腐にえがお豆腐を出している旅館の木元博司料理長(53)=加賀市松が丘=は「初めは品質にばらつきがあったが、今は豆腐屋さんの豆腐と変わらず、おいしいので使わせてもらっている」。健郎さんは「自分で作っているものがお客さんに届けられうれしいです」と話した。

 豆腐作りはセンターが利用者に働く場所を提供するために始め、現在は利用者四人と職員三人が平日に製造。小松市産の大豆と珠洲市産のにがりを原材料に、木綿や絹、寄せ豆腐(各一丁二百円)を作る。冬季限定で能美市産のユズを使ったゆず豆腐もある。

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【上】えがお豆腐専用の保冷車で配達する辻井健郎さん(右)と職員=小松市糸町で【下】順調に販路を拡大しているえがお豆腐

中日新聞 : 2014年2月6日

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