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Channel: ゴエモンのつぶやき
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おから菓子商品化へ 福知山のNPO、宮城の障害者ら手本に

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 障害者の就労支援を行う京都府福知山市のNPO法人・人権の会しあわせネットワークの利用者らが、おからを使った菓子「おから花林糖(かりんとう)」の試作に励んでいる。東日本大震災の復興支援として宮城県の障害者らが作った菓子を販売したところ好評で、これを手本に自分たちも商品化しようと加工場を新築。4月の販売開始を目指し、準備を進めている。

 同ネットワークでは障害者20人が電器部品の加工業務を請け負っていたが、発注元の企業の撤退で受注が激減した。安定収入を得るため、復興支援で仕入れた菓子や食品30種類の中で一番人気だった宮城県丸森町の事業所「はたまき・手づくりの里」の「おからかりんとう」に着目した。

 昨年11月、同市天田の市有地(240平方メートル)を借り、総務省の地域経済循環創造事業交付金1300万円を活用して加工場(42平方メートル)を新築。菓子製造に必要な設備も購入した。菓子作りは12月に福知山を訪れた手づくりの里の施設長から、担当する障害者ら9人が教わった。

 地元の食品製造会社の油揚げ作りで出るおからを使う。おからや小麦粉を練った生地を冷凍機で1日寝かせてから米油で揚げる。形は板状で、サクッと香ばしく、食物繊維が豊富という。一井義光事務長(70)は「手作りした菓子が商品になるので、みんな真剣な顔つきで積極的に練習している」と話す。市内量販店やホームページで販売する。価格は未定。問い合わせは同ネットワークTEL0773(22)4659。


4月の販売開始に向け、おからを使った菓子の試作に励むNPO法人・人権の会しあわせネットワークの利用者たち(福知山市天田)

京都新聞 【 2014年02月19日 11時18分 】

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