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Channel: ゴエモンのつぶやき
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障害者へ訴訟ノウハウ紹介−−藤岡毅弁護士

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 各地の障害者が国を訴えた障害者自立支援法違憲訴訟(2010年に和解)で全国弁護団事務局長を務めた藤岡毅弁護士(51)が、訴訟を共に闘った長岡健太郎弁護士との共著「障害者の介護保障訴訟とは何か!」(現代書館刊)を出版した。介護保障制度の解説や行政との交渉、訴訟のノウハウも紹介。「障害者のために法律家にできることは多い」と話す。

 障害者への偏見に強い違和感を覚え、大学に入ってから障害者支援の活動に情熱を注ぐ一方、学歴社会への抵抗から4年生の春に大学を中退。働きながら司法試験に挑み、32歳で弁護士になった。障害者を巡る訴訟を多く手がけ、12年に仲間と「介護保障を考える弁護士と障害者の会全国ネット」も結成した。

 違憲訴訟によって自立支援法の名称は消えたが、昨年4月施行の障害者総合支援法も「障害者の生活を支える仕組みとして問題点が多い」と考える。高校生の次男には重い自閉症がある。「弁護士と市民が協力し、『障害は自己責任』とする今の社会を変えたい」

毎日新聞 2014年02月24日 東京夕刊

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