草津市は、障害者の介護や世話をする親と家族(養護者)らへの聞き取り調査の結果をまとめた。多くの人が障害者の将来に不安を感じ、悩みを抱え込む実態も明らかになった。
市内で2012年12月、自閉症と知的障害のある30代の娘を殺害し、自宅に放火したとして高齢の母親が逮捕された事件を機に、支援体制を充実させようと初めて実施。昨年6〜11月、障害者のほか、高齢や病気がちの養護者がいる76世帯を対象に各家庭を訪問して調査し、障害者40人、養護者56人から回答を得た。
障害者の将来について「不安を感じる」と答えた養護者は約7割に達した。親が亡くなった後、一人で生活していけるかを心配する人が多かった。約3割は「相談相手がいない」と回答。相手がいる人でも、夫や妻など同居人に相談する人はわずか2割だった。市障害福祉課の担当者は「一人で悩みを抱え、身近な人にも本音を言えない人が多いのではないか」と話す。
2014年3月27日03時00分 朝日新聞デジタル
市内で2012年12月、自閉症と知的障害のある30代の娘を殺害し、自宅に放火したとして高齢の母親が逮捕された事件を機に、支援体制を充実させようと初めて実施。昨年6〜11月、障害者のほか、高齢や病気がちの養護者がいる76世帯を対象に各家庭を訪問して調査し、障害者40人、養護者56人から回答を得た。
障害者の将来について「不安を感じる」と答えた養護者は約7割に達した。親が亡くなった後、一人で生活していけるかを心配する人が多かった。約3割は「相談相手がいない」と回答。相手がいる人でも、夫や妻など同居人に相談する人はわずか2割だった。市障害福祉課の担当者は「一人で悩みを抱え、身近な人にも本音を言えない人が多いのではないか」と話す。
2014年3月27日03時00分 朝日新聞デジタル