被災地で障害者や高齢者は身動きがとれなくなり、病院へも行けずに時には生命の危機にさらされる−−。この問題を考える集会が30日午後1時半から大阪市天王寺区東高津町の「たかつガーデン」で開かれる。阪神大震災を機に設立された被災障害者支援のNPО法人「ゆめ風基金」など主催。
集会は「2014被災地の移動送迎支援活動セミナー」として開催される。被災地の混乱の中、障害者や高齢者は移動が難しくなり、病院や作業所へ行くだけでなく、買い物に出ることさえ困難となる。集会ではまず、吉田樹・福島大准教授が東日本大震災の被災地での実態と必要な支援について報告する。
続いて、「災害時の移動支援の現状と3年になっての取り組みと課題」をテーマにパネル討論。「移動支援レラ」(宮城県石巻市)の村島弘子代表ら、東北で活動するNPO法人の3人が問題を掘り下げる。
最後に、関西を中心に地域での移動支援活動に携わる「関西STS連絡会」事務局の柿久保浩次さん(58)が「行動提起」をする予定。災害時の移動支援拠点を速やかに作るための基金設立を呼びかける。柿久保さんは「被災地での移動手段の確保は、障害者や高齢者にとって死活問題だ。東日本大震災をきっかけに支援の仕組みを確立したい」と述べた。
毎日新聞 2014年03月28日 地方版
集会は「2014被災地の移動送迎支援活動セミナー」として開催される。被災地の混乱の中、障害者や高齢者は移動が難しくなり、病院や作業所へ行くだけでなく、買い物に出ることさえ困難となる。集会ではまず、吉田樹・福島大准教授が東日本大震災の被災地での実態と必要な支援について報告する。
続いて、「災害時の移動支援の現状と3年になっての取り組みと課題」をテーマにパネル討論。「移動支援レラ」(宮城県石巻市)の村島弘子代表ら、東北で活動するNPO法人の3人が問題を掘り下げる。
最後に、関西を中心に地域での移動支援活動に携わる「関西STS連絡会」事務局の柿久保浩次さん(58)が「行動提起」をする予定。災害時の移動支援拠点を速やかに作るための基金設立を呼びかける。柿久保さんは「被災地での移動手段の確保は、障害者や高齢者にとって死活問題だ。東日本大震災をきっかけに支援の仕組みを確立したい」と述べた。
毎日新聞 2014年03月28日 地方版