千葉県袖ケ浦市の県立障害者支援施設「袖ケ浦福祉センター」の虐待事件で、千葉地検は31日、入所者の少年(当時19歳)を暴行死させたとして、元職員で派遣社員、行方(なめかた)孝美(たかよし)容疑者(23)=同県茂原市高師=を傷害致死罪で起訴した。
起訴状などによると昨年11月24日、センターの「養育園」のソファで横になっていた少年の腹を数回蹴り、同26日未明、腹膜炎で死亡させたとされる。行方被告は「騒いでいた少年を注意したが、聞いてくれずストレスがピークに達した」などと供述しているという。被告以外の同僚4人=全員解雇=も複数の入所者を日常的に暴行していたといい、県警は捜査を続けている。
一方、センターの運営法人「千葉県社会福祉事業団」は31日、当面の改善計画を発表した。(1)センターの「虐待防止委員会」の委員に、外部から専門家や保護者代表を招く(2)採用試験に職場体験を盛り込み、若手職員には社会人としてのマナーや接遇の研修を行う−−などを挙げ、「信頼回復に一丸となって取り組む」としている。
毎日新聞 2014年03月31日 20時17分
起訴状などによると昨年11月24日、センターの「養育園」のソファで横になっていた少年の腹を数回蹴り、同26日未明、腹膜炎で死亡させたとされる。行方被告は「騒いでいた少年を注意したが、聞いてくれずストレスがピークに達した」などと供述しているという。被告以外の同僚4人=全員解雇=も複数の入所者を日常的に暴行していたといい、県警は捜査を続けている。
一方、センターの運営法人「千葉県社会福祉事業団」は31日、当面の改善計画を発表した。(1)センターの「虐待防止委員会」の委員に、外部から専門家や保護者代表を招く(2)採用試験に職場体験を盛り込み、若手職員には社会人としてのマナーや接遇の研修を行う−−などを挙げ、「信頼回復に一丸となって取り組む」としている。
毎日新聞 2014年03月31日 20時17分