Quantcast
Channel: ゴエモンのつぶやき
Viewing all articles
Browse latest Browse all 17470

女性や障害者にもやさしい 市民団体がデザイン提案−−長崎・眼鏡橋近く /長崎

$
0
0
 長崎市の観光名所、眼鏡橋近くにある市民会館裏の公衆トイレが改修され、話題を呼んでいる。「きれいになって入りやすくなった」「使いやすい」−−。改装を市に働きかけたのは、市民団体「みんなにやさしいトイレ会議」実行委員会。使う人の立場に立ったトイレのデザインを提案し、女性や障害者らが歓迎している。

 「トイレ会議」実行委は女性の目線に立ったトイレのあり方を考えてきた竹中晴美さんが3年前に設立し、主婦や市職員ら約20人が街のトイレの実態調査などに取り組んできた。市と連携した公衆トイレ改装は、市民会館裏が4カ所目となる。

 市は当初、「男性の利用が圧倒的」という調査結果から男子トイレのスペースを女子トイレより広げる設計図を出した。実行委は「汚いから女性の利用が少ない。市民の声に耳を傾けて」と訴え、職員と何度も話し合いを重ねた。

 改装でこだわったのは清潔感と使いやすさ。窓を大きく作り、光を取り入れ開放的な雰囲気にした。女子トイレの中が入り口から見えないようにするなどの配慮も。多機能トイレには着替えスペースを配置したほか、万が一転倒した場合に備え、床近くにも緊急ブザーのボタンを設置。使う人の立場に立ったさまざまな工夫を取り入れている。

 こうした功績が認められ、3月には市民が選ぶ市民団体表彰(市主催)で大賞も受賞した。竹中さんは「使う側の代表として要望を言ってきてよかった」と喜ぶ。ただ、トイレットペーパーの持ち去りなど課題もあるといい「せっかくきれいにしてもマナーが悪ければ汚くなる。維持するのは私たち」と利用者に協力を呼びかけている。

毎日新聞 2014年04月05日 地方版

Viewing all articles
Browse latest Browse all 17470

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>