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国立障害者施設、虐待の報告遅れ 把握から7カ月後

 群馬県高崎市にある独立行政法人国立重度知的障害者総合施設「のぞみの園」は4日、施設内での職員による虐待が疑われる事案について、障害者虐待防止法に基づく県などへの報告が遅れたと発表した。内部で事案を把握したのは昨年8月だが、群馬県と市への報告は約7カ月後だった。

 園によると、昨年8月、60代の男性入所者の頭をたたいたという虐待が疑われる事案が寮長に報告されたが、調査が遅れ、同法に基づく通報を県と高崎市にしていなかったとしている。

 施設関係者によると、虐待したとされるのは園の女性職員で、昨年8月29日、入所者をたたく姿を複数の職員が目撃し、翌30日には寮長に報告された。しかし、高崎市への通報は今年3月31日、県への通報は今月1日だった。園側は「女性職員は体を押さえただけだと説明しており、県などの調査に協力して適切に対応したい」としている。

2014年4月5日00時30分 朝日新聞デジタル

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