甲府市は1日、障害者の生活や就労など悩み事全般の相談を受け付ける「市障害者基幹相談支援センター」を開設した。これまで市内の複数の福祉事業所などに委託して相談業務を行っていたが、さらにセンターをつくることで、複雑な問題にチームを組んで対応するなど体制の強化を図る。
市障害福祉課によると、前年度まで障害者の相談業務は福祉事業所など市内の4施設に委託して行ってきた。しかし、各施設には相談員が1〜2人しかいないため1人当たりの負担が大きかった。
障害者にとってもスタッフが少ないために希望の時間に相談できなかったり、障害の種別によって窓口となる事業所が異なったりするなどの課題があった。関係団体の代表者らでつくる市地域自立支援協議会からも相談の中心的な役割を果たす窓口を求める声が上がっていた。
支援センターは甲府市東光寺1丁目の市障害者センター内に開設し、運営は市社会福祉事業団が行う。社会福祉士などを新たに採用し6人体制で相談に応じる。
これまで業務の委託を受けていた事業所では4月以降も相談は受け付けているが、内容によって事業所と支援センターどちらで対応するか決まる。支援センターによると、開所後、1日に15件程度の相談が寄せられている。相談内容は「障害があるが仕事をしたい」「障害がある子どもを預かってほしい」などさまざまという。
市障害福祉課は「センターをつくることで、これまで解決が難しかった複雑な問題を抱える相談者のニーズにもできるだけ応えられるようにしていきたい」としている。
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障害者の相談を受け付ける「市障害者基幹相談支援センター」=甲府市東光寺1丁目
(山梨日日新聞から) 2014年04月05日(土)
市障害福祉課によると、前年度まで障害者の相談業務は福祉事業所など市内の4施設に委託して行ってきた。しかし、各施設には相談員が1〜2人しかいないため1人当たりの負担が大きかった。
障害者にとってもスタッフが少ないために希望の時間に相談できなかったり、障害の種別によって窓口となる事業所が異なったりするなどの課題があった。関係団体の代表者らでつくる市地域自立支援協議会からも相談の中心的な役割を果たす窓口を求める声が上がっていた。
支援センターは甲府市東光寺1丁目の市障害者センター内に開設し、運営は市社会福祉事業団が行う。社会福祉士などを新たに採用し6人体制で相談に応じる。
これまで業務の委託を受けていた事業所では4月以降も相談は受け付けているが、内容によって事業所と支援センターどちらで対応するか決まる。支援センターによると、開所後、1日に15件程度の相談が寄せられている。相談内容は「障害があるが仕事をしたい」「障害がある子どもを預かってほしい」などさまざまという。
市障害福祉課は「センターをつくることで、これまで解決が難しかった複雑な問題を抱える相談者のニーズにもできるだけ応えられるようにしていきたい」としている。

障害者の相談を受け付ける「市障害者基幹相談支援センター」=甲府市東光寺1丁目
(山梨日日新聞から) 2014年04月05日(土)