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Channel: ゴエモンのつぶやき
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障害者自身がリーダーシップを ADA法 ウォダッチ弁護士が講演

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 米国でADA法(障害を持つ人の米国人法)の制定に携わり、障害者の雇用促進などに取り組んできた弁護士、ジョン・ウォダッチさんの講演会が東京・赤坂の東京アメリカンセンターで開かれ、障害者や支援者ら約60人が参加した。

 ウォダッチさんは1980年から米司法省に勤務し、オバマ政権下では司法次官補代理を務めた。ADA法は障害者が保護を受けるよりも積極的な社会活動参加を促す趣旨で、92年7月に施行。健常者と平等な機会を提供する無差別主義が根底にあるという。

 講演では、ADA法制定後、職場やホテル、飲食店、スポーツ競技場など、さまざまな場面でバリアフリーが促進されたことが紹介された。

 ウォダッチさんは法の成立過程について、「障害者が相当程度の役割を果たし、何が必要なのか貴重な情報源になった」と振り返り、そのうえで、「(日本でも)日本に合った障害者の権利促進の方法を考えてもらいたい。簡単なことではないが、障害者自身がリーダーシップを発揮することは大切だ」と訴えた。

 講演後、障害者の自立に取り組む社会福祉法人「プロップステーション」(神戸市東灘区)の竹中ナミ理事長とも対談。竹中さんは「日本人は情が深く、障害がある人を見たとき、『気の毒ですね』というところから入ってしまう。そうではなく、『(健常者と)対等であるべきだ』と決めて法整備すると、よりよくなるのではないか」と話していた。

MSN産経ニュース-2012.10.16 08:32

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