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視覚障害者をサポート 和歌山駅でホームヘルパー研修

 視覚障害者に同行して、歩行や買い物などをサポートする同行援護従業者の養成研修が20日、和歌山市内で開かれ、県内のホームヘルパーらが参加した。

 これまで視覚障害者の同行者に資格は不要だったが、障害者自立支援法の改正により、今年9月からは資格が必要となる。資格取得には養成研修を修了することが要件。研修の一般課程で、階段の上り下りや方向転換など基礎的な行動について学び、応用課程では実際に外出して1日の行動を体験する。この日は、福祉講習会などを主催する有限会社「ポラリス」(和歌山市)が応用課程の研修を初開催。一般課程を修了した県内のホームヘルパー21人が参加した。

 「そこに手すりがあるので、気をつけて」「自動ドアがあるので、びっくりしないように」。JR和歌山駅ビルに集合した参加者らは2人1組になり、まず片方がアイマスクを着用。ペア相手が丁寧に声を掛けながら、駅ビル内で買い物に挑戦した。その後、和歌山電鉄貴志川線・和歌山駅のホームで電車の乗降介助を実施。乗車する際には、男性講師が「段差や隙間があれば、声をかけてあげて」と助言。参加者らは一歩ずつ慎重に足を進めていた。

 紀の川市のホームヘルパー、小西由理さんは「正直不安はあるけど、相手の方がけがなく、安心して外出できるように介助したい」と話していた。

2014.4.21 02:08 MSN産経ニュース

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