自閉症などさまざまな障害をかかえ、東日本大震災の被災地で活動するアーティストたちの作品を集めた展覧会「つながる。それから?」が10、11の両日、東京・六本木のテレビ朝日1階多目的スペース「umu」で開催される。
伯母夫婦を津波で亡くした岩手県矢巾(やはば)町在住の水沼久直さん(昭和47年生まれ)は、自分の周囲の身近な場所から山や海といったダイナミックな自然の風景などをサインペンで描いた作品を出品。津波で家を流された岩手県陸前高田市の田崎飛鳥さん(昭和56年生まれ)は、太い輪郭線で力強く「奇跡の一本松」を描いた作品などを発表する。
展覧会には東北各地で活動する約15人の約50点が並ぶ予定だ。純粋に描いた作品は、見る者の心に強く訴えかけてくる。
展覧会を企画した女優の東ちづるさんは15年ほど前、岡山県の美術館で障害をもつ人たちが描いた絵を見て、「何ものにもとらわれない自由さがある」と感銘を受けた。11年前から障害者のアートを展覧会などを通して広める活動を続けてきた。多くの人たちがボランティアで関わり、企業の協賛で展示会場などの費用もまかなっているという。「家族や施設は土壌。私たちが水になり、肥料になり、太陽になってすてきな種から花を咲かせたい」と話している。入場無料。問い合わせは「Get in touch」事務局(電)070・5467・0936。
2014.5.8 09:30 MSN産経ニュース
伯母夫婦を津波で亡くした岩手県矢巾(やはば)町在住の水沼久直さん(昭和47年生まれ)は、自分の周囲の身近な場所から山や海といったダイナミックな自然の風景などをサインペンで描いた作品を出品。津波で家を流された岩手県陸前高田市の田崎飛鳥さん(昭和56年生まれ)は、太い輪郭線で力強く「奇跡の一本松」を描いた作品などを発表する。
展覧会には東北各地で活動する約15人の約50点が並ぶ予定だ。純粋に描いた作品は、見る者の心に強く訴えかけてくる。
展覧会を企画した女優の東ちづるさんは15年ほど前、岡山県の美術館で障害をもつ人たちが描いた絵を見て、「何ものにもとらわれない自由さがある」と感銘を受けた。11年前から障害者のアートを展覧会などを通して広める活動を続けてきた。多くの人たちがボランティアで関わり、企業の協賛で展示会場などの費用もまかなっているという。「家族や施設は土壌。私たちが水になり、肥料になり、太陽になってすてきな種から花を咲かせたい」と話している。入場無料。問い合わせは「Get in touch」事務局(電)070・5467・0936。
2014.5.8 09:30 MSN産経ニュース