片方の目の視力を失った人たちでつくる任意団体「NPO片目失明者友の会」は3日、視覚障害者として認定されるよう国の制度改善を求める約3万7千人分の署名を厚生労働省に提出した。
身体障害者福祉法に基づく現行基準では、片目の視力を失っても、もう一方の視力が0・6を上回ると障害者認定されない。同会は昨年4月から活動を始め、会員は北海道や京都府、広島県など全国各地の約360人。
小学4年の時に左目が見えなくなった代表の久山公明さん(64)=広島市=らは、佐藤茂樹副大臣と面会。署名を手渡し、現行基準の変更を求め要望書を読み上げた。
2014/06/03 20:34 【共同通信】