目が不自由な人でも安全に横断できるように、鉄道踏切内に点字ブロックを設置する動きが大阪で始まっている。4年前に全国に先駆けて試験導入したが、トラブルの報告はなく、今春、2カ所増やした。視覚障害者からは「安心して歩ける」と好評だ。
5月16日。大阪府泉佐野市の南海鶴原駅近くの「二色浜4号踏切」に、視覚障害者やヘルパーら約15人が集まった。府が3月に踏切内に敷いた点字ブロックの歩き心地をチェックするためだ。突起の感触を足の裏や白杖(はくじょう)で確かめながらゆっくり歩くと、「わかる、わかる!」と歓声が上がった。
視覚障害者の多くは、線路と道路の境にある段差に白杖を当て、歩く方向を推測しながら踏切を渡る。足元に点字ブロックがあれば正確に方向が分かる。「すごく歩きやすかった」と大阪府貝塚市の成願(じょうがん)静江さん(64)。岩?ツユ子さん(69)も「これなら駅に行くのも安心。たくさん付けてほしいなあ」と笑った。
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「二色浜4号踏切」内に設置した白色の点字ブロックを確かめながら歩く視覚障害者=大阪府泉佐野市の南海鶴原駅近く
朝日新聞
5月16日。大阪府泉佐野市の南海鶴原駅近くの「二色浜4号踏切」に、視覚障害者やヘルパーら約15人が集まった。府が3月に踏切内に敷いた点字ブロックの歩き心地をチェックするためだ。突起の感触を足の裏や白杖(はくじょう)で確かめながらゆっくり歩くと、「わかる、わかる!」と歓声が上がった。
視覚障害者の多くは、線路と道路の境にある段差に白杖を当て、歩く方向を推測しながら踏切を渡る。足元に点字ブロックがあれば正確に方向が分かる。「すごく歩きやすかった」と大阪府貝塚市の成願(じょうがん)静江さん(64)。岩?ツユ子さん(69)も「これなら駅に行くのも安心。たくさん付けてほしいなあ」と笑った。
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「二色浜4号踏切」内に設置した白色の点字ブロックを確かめながら歩く視覚障害者=大阪府泉佐野市の南海鶴原駅近く
朝日新聞