障害がある人たちに就労の場をつくり、賃金アップにつなげようと「森のぱん屋さん ひまわり」が13日、兵庫県香美町村岡区の村岡中央公民館内にオープンした。初日から多くの地域住民らがパンを買い求めに訪れ、店内はにぎわった。
兵庫県社会福祉事業団多機能型事務所「ひまわりの森」(同町香住区森、山崎康行所長)が、町から同公民館内の空き店舗約50平方メートルを無償で借りて開設。同事務所職員がパンを焼き、利用者ら6人が梱包(こんぽう)や陳列、接客を行う。
店舗では30種類以上のパンを販売し、月2回のペースで新商品を出す。味や見た目に妥協せず、消費者のニーズに合った商品作りにこだわり収益確保を目指す。営業時間は午前10時〜午後3時。移動販売車も導入し、町内各所に出向く予定。
この日は約40人が参加して開店記念式典を開催。浜上勇人町長が「おいしいパンを町民に提供してもらい、利益を上げて賃金に反映できるよう頑張ってほしい」と激励した。
販売が始まると、店内は開店を心待ちにしていた客で満員に。商品が完売する最高のスタートを切った。利用者の北村寿将さん(40)は「たくさんのお客さんに来てもらえてうれしい。早く仕事に慣れて、いろいろ覚えたい」と意欲を見せた。
同事務所では、土産物の梱包やアルミ缶回収、清掃委託などを中心に働く場を提供しているが、仕事量が少なく、賃金の安さが課題だった。今回の出店で安定的な就労の場を生み出し、売れる商品を追求することで利益を上げ、賃金アップにつなげる考え。
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初日からパンが完売し、喜ぶ「森のぱん屋さん ひまわり」のスタッフ=13日、香美町の村岡区中央公民館
2014年6月14日 日本海新聞
兵庫県社会福祉事業団多機能型事務所「ひまわりの森」(同町香住区森、山崎康行所長)が、町から同公民館内の空き店舗約50平方メートルを無償で借りて開設。同事務所職員がパンを焼き、利用者ら6人が梱包(こんぽう)や陳列、接客を行う。
店舗では30種類以上のパンを販売し、月2回のペースで新商品を出す。味や見た目に妥協せず、消費者のニーズに合った商品作りにこだわり収益確保を目指す。営業時間は午前10時〜午後3時。移動販売車も導入し、町内各所に出向く予定。
この日は約40人が参加して開店記念式典を開催。浜上勇人町長が「おいしいパンを町民に提供してもらい、利益を上げて賃金に反映できるよう頑張ってほしい」と激励した。
販売が始まると、店内は開店を心待ちにしていた客で満員に。商品が完売する最高のスタートを切った。利用者の北村寿将さん(40)は「たくさんのお客さんに来てもらえてうれしい。早く仕事に慣れて、いろいろ覚えたい」と意欲を見せた。
同事務所では、土産物の梱包やアルミ缶回収、清掃委託などを中心に働く場を提供しているが、仕事量が少なく、賃金の安さが課題だった。今回の出店で安定的な就労の場を生み出し、売れる商品を追求することで利益を上げ、賃金アップにつなげる考え。

初日からパンが完売し、喜ぶ「森のぱん屋さん ひまわり」のスタッフ=13日、香美町の村岡区中央公民館
2014年6月14日 日本海新聞