対人関係で困難を抱えがちな大人の発達障害者に向けたセミナー「イイトコサガシ」が20日に備前市、21日に倉敷市で開かれる。県内の福祉関係者たちが準備を進め、「当事者との交流から理解につなげてほしい」と参加を呼びかけている。
イイトコサガシは、発達障害のある当事者として情報発信に取り組む冠地(かんち)情さん(東京都)が始めたワークショップ。方法は、数人でグループを作り、うち2人が与えられたテーマで数分間会話。残りの人は会話を聞き、良かった点だけを指摘し合う。「自己肯定感を取り戻せる」と好評で、全国各地で開いている。
主催する実行委は、発達障害者や精神障害者の支援者で結成。実行委員の1人で、生きづらさを抱える人のためのフリースペース「夢想庵」(東区)を運営する南雲千代子さんは「発達障害だと気づかないまま大人になり、『わがまま』『自己中』と非難されて苦しんだり、職場や学校に行けなくなってしまう人もいる。家族や周囲の人にも参加してほしい」と話す。
20日は備前市市民センター(備前市西片上)で午後2時〜午後4時半。21日は川崎医療福祉大(倉敷市松島)で、午前10時〜午後4時半。21日は午前中、冠地情さんの講演などがあり、午後にワークショップを予定。
申し込みは名前▽連絡先▽参加日−−を明記し、事務局のあすなろ福祉会へメール(iitoko@socialwork-jp.com)か電話(086・273・9692)。空席があれば当日参加もできる。
毎日新聞 2014年07月19日 地方版
イイトコサガシは、発達障害のある当事者として情報発信に取り組む冠地(かんち)情さん(東京都)が始めたワークショップ。方法は、数人でグループを作り、うち2人が与えられたテーマで数分間会話。残りの人は会話を聞き、良かった点だけを指摘し合う。「自己肯定感を取り戻せる」と好評で、全国各地で開いている。
主催する実行委は、発達障害者や精神障害者の支援者で結成。実行委員の1人で、生きづらさを抱える人のためのフリースペース「夢想庵」(東区)を運営する南雲千代子さんは「発達障害だと気づかないまま大人になり、『わがまま』『自己中』と非難されて苦しんだり、職場や学校に行けなくなってしまう人もいる。家族や周囲の人にも参加してほしい」と話す。
20日は備前市市民センター(備前市西片上)で午後2時〜午後4時半。21日は川崎医療福祉大(倉敷市松島)で、午前10時〜午後4時半。21日は午前中、冠地情さんの講演などがあり、午後にワークショップを予定。
申し込みは名前▽連絡先▽参加日−−を明記し、事務局のあすなろ福祉会へメール(iitoko@socialwork-jp.com)か電話(086・273・9692)。空席があれば当日参加もできる。
毎日新聞 2014年07月19日 地方版