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大阪)発達障害に理解を 家族の会が冊子を作成

 豊中市周辺の発達障害者の親らでつくる「一歩の会」が、当事者や家族の思いを記した冊子を作った。発達障害の理解者を一人でも多く増やし、学校や職場でのコミュニケーションのつなぎ役になってもらう狙いがあるという。

 発達障害は、先天的な脳機能の障害が原因とされ、対人関係がうまく築けないアスペルガー症候群や、じっとすることが苦手な注意欠陥多動性障害などがある。一歩の会は、発達障害者の親らが情報交換を進めて励まし合おうと2012年3月に結成され、約50人が参加している。

 冊子はA4判20ページで、障害者とその親ら6人の手記などのほか、発達障害についての解説も載せている。

 ある男性の手記では、周囲にからかわれて小学校時代から孤立していたことや、就職先でも人間関係がうまくいかずに解雇されて自殺未遂までしたことがつづられている。現在は自分が発達障害であることをオープンにして前向きに生活しているといい、「個性が受け入れられ、人に優しい思いやりの心を社会が持ってくれたらうれしい」と結んでいる。

 事務局を置く豊中市社会福祉協議会で冊子を無料配布。問い合わせは同社協(06・6848・1279)。

2014年7月28日03時00分 asahi.com

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