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愛知県人会 クラシック音楽会 視聴覚障害者の演奏も

 愛知県人会(沢田功会長)とサンパウロ・フィルハーモニー室内楽団共催の「第22回愛知県人会クラシック音楽会の夕べ」が、8月2日午後3から同5時までサンパウロ市リベルダーデ区の同会館(Rua Santa Luzia, 74)で開催される。

 プログラムは2部構成で進行され、1部ではグランドピアノの2重奏によりサンパウロ・フィルハーモニー所属の5組10人がバッハ、チャイコフスキーなどの楽曲を演奏する。また演奏者の一人、山川純子さんは昨年11月に亡くなった夫で音楽家の健一氏をしのんで、健一氏が作曲した楽曲を演奏する。

 第2部ではロータリークラブが中心となり運営するサントス市内の視聴覚障害者施設で音楽教室を受けた生徒たちのグループ(Musica Transfor mando Vidas)約20人のフルート演者により、童謡の桜、アメージング・グレイス、イエロー・サブマリンなど計13曲を30分にわたって演奏する。

 本紙を訪れた同県人会の沢田会長、羽田宗義同県人会名誉会長、豊田瑠美副会長は視聴覚障害者たちの演奏について「身体に障害がある人は学力や社会性を伸ばしていくことは難しいが、その障害を克服して社会活動に参加する姿をぜひ見に来てほしい」と当日の来場を呼び掛けた。

 また音楽教室で楽器の提供を行い活動に協力しているヤマハ楽器のクリスタル・アンジェリカ販売担当は「ヤマハは日本の会社でもあるので日系社会の催しで演奏できることを光栄に思う」と述べ、日系イベントへの参加を喜んでいた。

 当日の入場は無料だが、洗剤や歯磨き粉などの衛生用品の寄付を呼び掛けている。

 問い合わせは同県人会事務局(電話11・3104・8392)まで。

2014年7月29日 サンパウロ新聞

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