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Channel: ゴエモンのつぶやき
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新座「本多の森お花畑」で福島支援のヒマワリ満開 埼玉

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 新座市総合運動公園の本多の森お花畑で、金色に輝くヒマワリが見頃を迎えた。品種は種子から食用ヒマワリ油が採取できる「春りん蔵」。地元のボランティア団体「新座ひまわりプロジェクト実行委員会」が市などの協力で栽培している。秋には種子を収穫、東日本大震災で被災した福島県のNPO法人「シャローム」に送られ、同県内の障害者や子供たちへの支援に役立てられる。

 「シャローム」は大震災前から、福島県内の農家とともに「春りん蔵」を栽培し、種子でヒマワリ油を精製。収益で障害者を支援してきた。しかし、東京電力福島第1原発事故で土壌汚染問題が発生し、栽培が困難になった。このため、ヒマワリの種を全国の協力者に送って栽培してもらい、できた種子を戻してもらう「シャローム ひまわりプロジェクト」が始まった。

 同実行委は趣旨に賛同した新座市の障害者団体「キャベツの会」やNPO法人「にんじん畑」の有志らが結成。昨年初めて本多の森お花畑の一角で「春りん蔵」を栽培。約7千本のヒマワリを育て、約240キロの種子を収穫。個人で栽培した種子と合わせ、「シャローム」に送った。

 今年も6月3日に会員や市民ボランティア「花達人(かだん)」、公募した市民ら約40人で種まき。育たなかった苗を追い植えし、除草などの管理も続け、ようやく約7千本の「春りん蔵」が見頃を迎えた。


見頃を迎えたヒマワリ「春りん蔵」=新座市の本多の森お花畑

 自身も車いすの障害者である同実行委の奥義美(おく・よしみ)代表(65)は「障害のある人もない人も一体となって活動し、それが少しでも福島の支援につながればうれしい。今年のヒマワリは発芽率が悪くて心配したが、なんとか昨年並みに収穫したい」と話している。

 市観光推進課によると、本多の森お花畑は面積約3千平方メートル。「春りん蔵」は3分の1を占め、今月中旬頃まで見頃。残る3分の2はオレンジがかった花が咲くヒマワリ「サンリッチオレンジ」が中旬頃から開花を始め、今月末頃まで楽しむことができるという。

2014.8.10 02:29 MSN産経ニュース

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