パラリンピックの正式種目「障害者ボート(パラローイング)」の普及を目指すNPO法人「琵琶湖ローイングCLUB(クラブ)」が大津市に発足し、支援を募る初のイベントを16、17両日、同市におの浜の西武大津店で開く。ボートの盛んな滋賀県で、2020年の東京パラリンピックに向けた選手育成とともに、スポーツの楽しさと交流を広げたいという。
障害者ボートは肢体不自由者や視覚障害者、知的障害者が競技し、4人のこぎ手と舵手が乗る「舵手つきフォア」、2人でこぐ「ダブルスカル」、1人の「シングルスカル」がある。パラリンピックでは08年の北京大会から正式種目となり、日本は12年のロンドン大会から出場している。
琵琶湖ローイングCLUBは昨年12月、同志社大ボート部OBで、障害者作業所のクッキー販売などを手掛ける商品企画会社経営の小原隆史代表理事(46)=大津市=が「障害者が活躍できる夢のある舞台を作りたい」と結成した。16歳の高校生から38歳の大学職員まで男女9人が集まって月2回、大津市の琵琶湖漕艇場で練習し、国内の大会にも出場している。
初のイベントは、ボート競技を疑似体験できる機器「ローイングエルゴメーター」やクイズで競技を紹介する。個人や法人のサポーターや寄付、ボランティアスタッフも募る。午前11時〜午後6時。無料。9月20日は同店でエルゴメーターのタイムレース「市民対抗エルゴ大会」を催し、10月4日に琵琶湖漕艇場である市民レース「かいつぶりレガッタ」にも出場する。
今後、パラリンピック出場選手を育てる目標に加え、体験教室や中学生以下への普及活動を通し、レクリエーションとして楽しむ参加者の裾野拡大に取り組む。小原さんは「ボートの盛んな滋賀県で、障害者ボートを盛り上げていきたい」と話す。問い合わせは小原さんTEL077(526)8701。
【 2014年08月16日 10時34分 】 京都新聞
障害者ボートは肢体不自由者や視覚障害者、知的障害者が競技し、4人のこぎ手と舵手が乗る「舵手つきフォア」、2人でこぐ「ダブルスカル」、1人の「シングルスカル」がある。パラリンピックでは08年の北京大会から正式種目となり、日本は12年のロンドン大会から出場している。
琵琶湖ローイングCLUBは昨年12月、同志社大ボート部OBで、障害者作業所のクッキー販売などを手掛ける商品企画会社経営の小原隆史代表理事(46)=大津市=が「障害者が活躍できる夢のある舞台を作りたい」と結成した。16歳の高校生から38歳の大学職員まで男女9人が集まって月2回、大津市の琵琶湖漕艇場で練習し、国内の大会にも出場している。
初のイベントは、ボート競技を疑似体験できる機器「ローイングエルゴメーター」やクイズで競技を紹介する。個人や法人のサポーターや寄付、ボランティアスタッフも募る。午前11時〜午後6時。無料。9月20日は同店でエルゴメーターのタイムレース「市民対抗エルゴ大会」を催し、10月4日に琵琶湖漕艇場である市民レース「かいつぶりレガッタ」にも出場する。
今後、パラリンピック出場選手を育てる目標に加え、体験教室や中学生以下への普及活動を通し、レクリエーションとして楽しむ参加者の裾野拡大に取り組む。小原さんは「ボートの盛んな滋賀県で、障害者ボートを盛り上げていきたい」と話す。問い合わせは小原さんTEL077(526)8701。
【 2014年08月16日 10時34分 】 京都新聞