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聴覚障害者へのファックス遅れる

広島市の土砂災害で、避難勧告が出された際に、区役所から聴覚障害のある人たちに送られるはずのファックスが、担当の職員が寝ていて呼び出しに気付かなかったため、およそ5時間遅れていたことが分かりました。
広島市は今後、確実に情報が伝わるよう連絡体制を見直したいとしています。

広島市は、避難勧告などを出した際には、事前に登録した聴覚障害のある人たちに、それぞれの区役所から勧告が出された地域や避難場所をファックスで知らせることにしていて、先月20日の土砂災害が起きた時点では、安佐南区で16人、安佐北区で10人が登録していました。
今回の土砂災害では、安佐南区と安佐北区がそれぞれ午前4時半と午前4時15分に最初の避難勧告を出しましたが、広島市によりますと、それぞれのファックスを送る担当の職員がいずれも寝ていて、災害対策本部からの呼び出しの連絡に気付かなかったということです。
その後、担当の職員はそれぞれ、午前6時から7時ごろにかけて区役所に登庁しましたが、到着後もそのほかの対応に当たっていて、すぐにはファックスを送っていませんでした。
結局、ファックスが送られたのは、安佐南区が勧告からおよそ5時間後の午前9時40分ごろ、安佐北区が午前9時ごろだったということです。
広島市によりますと、その後、登録していた聴覚障害のある人たちは無事だったことが確認されたということです。
広島市は今後、確実に情報が伝わるよう連絡体制を見直したいとしています。

9月6日 17時32分   NHK

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