埼玉県で7月、盲導犬のラブラドルレトリバー「オスカー」(雄8歳)が刺された事件で、視覚障害者らでつくる8つの市民団体の約30人が16日、同県のJR南越谷駅前でチラシを配り、盲導犬への理解を呼び掛けた。
「盲導犬を傷つけないで。ユーザーにとって目そのもの」「お仕事中の盲導犬に声を掛けたり触ったりしないようお願いします」などと記され、用意した約千枚は約1時間半でなくなった。
チラシを受け取った同県越谷市の中学2年、美濃島俊介さん(14)は「盲導犬を優しく見守りたいと思った」と話した。
17年前から盲導犬と生活する「あおぞらの会」(同県川口市)の伊東好江副代表(42)は「タクシーや飲食店の利用を断られ、まだ理解されていないと感じることがある」と訴えた。
2014.9.16 19:21 MSN産経ニュース