ボート競技の練習用機器「ローイングエルゴメーター」を使った体験会が20日、大津市の西武大津店で開かれ、買い物客らがボート漕ぎに挑戦した。
「障害者ボート競技」(パラローイング)の普及を目指す団体「琵琶湖ローイングCLUB」が、競技の魅力を伝えようと開催。選手たちが陸上で練習する際に使うエルゴメーターで、訪れた人たちにボート漕ぎを体験してもらった。参加者は、スタッフから「もっと全身を使って」などとアドバイスを受けながら、ボートのオールに当たるチェーンを全力で引いていた。
障害者ボート競技はパラリンピックの正式種目のひとつ。同団体に所属する選手の谷口佑樹さん(26)は「2020年(平成32年)の東京パラリンピック出場を目指している。開催までに、障害者ボートという競技があり、選手がいることを多くの人たちに知ってほしい」と話していた。
2014.9.21 07:09 MSN産経ニュース