障害者支援施設「太白ありのまま舎」(仙台市太白区)の開所20周年記念式典が23日、同施設であった。関係者や入所者約140人が出席し、障害者福祉の一層の充実を誓った。
運営する社会福祉法人ありのまま舎の高橋治理事は「先人の理念を今後も地域に広めていきたい」とあいさつした。ありのまま舎総裁だった故三笠宮寛仁さまの次女瑶子さまも出席され「父の思いを受け継ぎ、自分にしかできない支援をしていきたい」と述べた。
太白ありのまま舎は1994年4月に開所。現在、筋ジストロフィーや筋萎縮性側索硬化症(ALS)などの難病患者59人が暮らす。
入所者の中沢利江さん(49)はあいさつで「楽しく暮らしていくことができるのも多くの人の懸命な介護のおかげです」と感謝の言葉を述べた。
施設の歩みを振り返るスライドの紹介や、長く支援に携わっている歌手さとう宗幸さんのミニライブもあった。
関係者が開所20周年を祝った式典
2014年09月24日水曜日 河北新報