同性愛や性同一性障害をテーマにした「愛媛LGBT映画祭2012」が1日、松山市湊町3丁目のシネマルナティックで始まった。7日まで。主催者は「地元の人間が映画祭をしている。都会の問題ではないと気づいて」と訴える。朝日新聞松山総局など後援。
LGBTは、レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル(両性愛者)、トランスジェンダー(性同一性障害者ら)の頭文字を取った総称で、映画祭は2回目。昨年の来場者アンケートの回答では、8割の人が当事者でなかったという。
初日は、レズビアンカップルの母親2人を描いた「キッズ・オールライト」の上映後、日本での同性婚をテーマにシンポジウムがあり、主催する「レインボープライド愛媛」のメンバーらが「日本の環境で同性カップルが子どもを持つのは難しい」「(自分の)親は孫をほしがっている」などと話し合った。
同代表のエディさん(42)は「活動を見せることで理解を広げたい。映画を見て、当事者がどんなことに悩み、生活しているのか感じてもらえれば」と話す。
映画祭では、ゲイの高校生を描いた「花蓮の夏」、性別適合手術をした男性のドキュメンタリー「カミング・アウト・ストーリー」など、国内外の映画6本を上映。1作品1500円、高校生以下・障害者1300円。上映予定などの問い合わせは同映画館(089・933・9240)へ。
朝日新聞-2012年12月2日00時57分
LGBTは、レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル(両性愛者)、トランスジェンダー(性同一性障害者ら)の頭文字を取った総称で、映画祭は2回目。昨年の来場者アンケートの回答では、8割の人が当事者でなかったという。
初日は、レズビアンカップルの母親2人を描いた「キッズ・オールライト」の上映後、日本での同性婚をテーマにシンポジウムがあり、主催する「レインボープライド愛媛」のメンバーらが「日本の環境で同性カップルが子どもを持つのは難しい」「(自分の)親は孫をほしがっている」などと話し合った。
同代表のエディさん(42)は「活動を見せることで理解を広げたい。映画を見て、当事者がどんなことに悩み、生活しているのか感じてもらえれば」と話す。
映画祭では、ゲイの高校生を描いた「花蓮の夏」、性別適合手術をした男性のドキュメンタリー「カミング・アウト・ストーリー」など、国内外の映画6本を上映。1作品1500円、高校生以下・障害者1300円。上映予定などの問い合わせは同映画館(089・933・9240)へ。
朝日新聞-2012年12月2日00時57分