【那須塩原】ロシアで3月28日に開幕する聴覚障害者の冬季五輪大会「第18回冬季デフリンピック」に向けアルペンスノーボードの日本代表選手団が30日、湯本塩原のハンターマウンテン塩原で強化合宿に臨んだ。選手団の5人のうち2人は本県出身者。4年前の前回大会は主催国都合で開幕直前に中止になった経緯がある。現地で涙をのんだ2人は「応援してくれる皆さんのためにも頑張りたい」と8年ぶりの大舞台へ健闘を誓った。
合宿に訪れたのは、過去の同大会で計3個の金メダルに輝いた塩谷町出身の会社員原田上さん(38)、中止された前回スロバキア大会に続き2度目の日本代表になった日光市出身の会社員手塚久野さん(37)ら。5人は2月1、2日に同スキー場で開かれる関東ろう者冬季体育大会にも出場するため、市内入りした。
大会は4月5日まで、ロシア中部のハンティ・マンシースク市などで開催。日本人は22選手が出場する。
1月31日 朝刊 下野新聞