盛岡市上飯岡の障害者支援施設・緑生園(小山進施設長、園生50人)は1日、同園のグラウンドで伝統の雪上ラグビー戦を行った。雪が舞う中で、園生が盛岡市役所有志チームと熱戦を展開した。
試合は10分ハーフの15人制。市役所チームは、障がい福祉課の職員を中心に市のラグビー部員も参加。「行け行け緑生園」と大きな声援を受けた園生は、体格で勝る相手に果敢にタックル。雪を舞い上げながら駆け回り、トライを目指した。同課の晴山陽夫(はるお)課長は「歴史ある大会で競技を通した交流ができた。園生の気迫がすごかった」と健闘をたたえた。
卒園生による「OBラグビークラブ」と、同園と交流を重ねる東京都の社会人チーム「ぜんかいビアーズ」の選手ら有志の混成チームとの試合も行われた。
雪上ラクビー戦は、ラグビーを就労訓練の一環として取り入れる同園で1977年から毎年開催している。
【写真=雪を舞い上げながら果敢にゴールラインに飛び込む園生】
(2015/02/02) 岩手日報