障害者が日々の生活で感じたことを語り合う「ぶっちゃけトーク」が十五日、飯田市東栄町の飯田勤労者福祉センターで開かれた。
障害者の生活、就労支援をする飯伊圏域障害者総合支援センターが主催。飯田下伊那地域の身体、知的、精神のいずれかの障害がある人たち約二十五人が参加した。
参加者のうち五人が代表して、自身の生活について発表。「一人で暮らしていて不安はたくさんある。体調を崩した時にどこへ電話すればいいのか」「仕事中、同僚の視線が気になって集中できない」など生活の中で感じる不安や不満を語った。また「仕事でできないことがあって、プライドも傷つくけど勇気を出して取り組みたい。仕事に対する厳しい自意識を持ちたい」という意見も出た。
支援センターの小木曽明彦所長(56)は「自信を持って、発表してくれた。この声が地域に波及して、暮らしやすい地域になれば」と話した。

日々の暮らしで感じたことを語り合う参加者=飯田市東栄町の飯田勤労者福祉センター
中日新聞-2012年12月16日