ショーに参加したモデル全員が、身体にハンディキャップを持つ人々のためのモデル学校を卒業している。この学校が開設されたのは今年4月。ロシアでこのような学校が設立されたのは初めてだ。
最初の入学試験は、春に行われた。学校でアートディレクターを務めるイリーナ・ドロホワさんによると、多くの生徒たちが学校で学んだ後、自信をつけ、中には就職先を見つけた学生たちもいるという。
8月には、2回目の入学試験が行われた。第1期生の経験から、教育プログラムに変更が加えられ、心理学、演技、ファッションショーに関する授業が増えた。また、著名なカメラマン、スタイリスト、メイクアップアーティスト、デザイナーが招かれ、修行期間が延長された。そして、学費は無料となった。
ノヴォシビルスクでは11月、ファッションウィークが開かれた。コンクール「特別ファッション−2012」が開催され、学生たちが参加した。これは、トムスクのモデルたちの卒業試験となった。コンクールが開催されるのは今回で2回目。1回目は、2011年に開かれた。今年のコンクールは、「ファッションデザイン」と「アクセサリーデザイン」の2部門で開催され、様々な地域からデザイナー10人が参加した。パーティードレス、サマードレス、「1930−1940年代のモノクロ映画をモチーフにした」帽子、冬のニット製品などが披露された。
デザイナーのエカテリーナ・ガイドゥクさんは、障害を持つ人たちのための洋服作りは、一般的な縫製とは異なると語っている。布や洋服のラインなどが特別なものとなる。デザイナーたちは、身体が不自由な方々の意見を取り入れながら、洋服をデザインした。例えば、車椅子を利用されている人のためには、タイヤで汚れないように、袖口が細くデザインされた。
ファッションショーに出演したモデルたちは、これまで身体に障害を抱える人たちのために特別につくられた洋服やアクセサリーを見たことがないと語っている。
コンクールの運営者とモデルたちは、近いうちにもトムスクに、障害を持つ人たちのためにつくられた洋服屋が誕生することに期待している。統計によると、ロシアでは人口の9パーセントに値する、およそ1700万人が、身体に障害を抱えている。
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シベリアの町トムスクで、身体に障害を持つ人々のためのファッションやアクセサリーを紹介するショーが開かれた。このショーでモデルを務めたのは、およそ40人の障害を持つモデルたちだ。
VOR ロシアの声-23.12.2012, 12:18
最初の入学試験は、春に行われた。学校でアートディレクターを務めるイリーナ・ドロホワさんによると、多くの生徒たちが学校で学んだ後、自信をつけ、中には就職先を見つけた学生たちもいるという。
8月には、2回目の入学試験が行われた。第1期生の経験から、教育プログラムに変更が加えられ、心理学、演技、ファッションショーに関する授業が増えた。また、著名なカメラマン、スタイリスト、メイクアップアーティスト、デザイナーが招かれ、修行期間が延長された。そして、学費は無料となった。
ノヴォシビルスクでは11月、ファッションウィークが開かれた。コンクール「特別ファッション−2012」が開催され、学生たちが参加した。これは、トムスクのモデルたちの卒業試験となった。コンクールが開催されるのは今回で2回目。1回目は、2011年に開かれた。今年のコンクールは、「ファッションデザイン」と「アクセサリーデザイン」の2部門で開催され、様々な地域からデザイナー10人が参加した。パーティードレス、サマードレス、「1930−1940年代のモノクロ映画をモチーフにした」帽子、冬のニット製品などが披露された。
デザイナーのエカテリーナ・ガイドゥクさんは、障害を持つ人たちのための洋服作りは、一般的な縫製とは異なると語っている。布や洋服のラインなどが特別なものとなる。デザイナーたちは、身体が不自由な方々の意見を取り入れながら、洋服をデザインした。例えば、車椅子を利用されている人のためには、タイヤで汚れないように、袖口が細くデザインされた。
ファッションショーに出演したモデルたちは、これまで身体に障害を抱える人たちのために特別につくられた洋服やアクセサリーを見たことがないと語っている。
コンクールの運営者とモデルたちは、近いうちにもトムスクに、障害を持つ人たちのためにつくられた洋服屋が誕生することに期待している。統計によると、ロシアでは人口の9パーセントに値する、およそ1700万人が、身体に障害を抱えている。

シベリアの町トムスクで、身体に障害を持つ人々のためのファッションやアクセサリーを紹介するショーが開かれた。このショーでモデルを務めたのは、およそ40人の障害を持つモデルたちだ。
VOR ロシアの声-23.12.2012, 12:18