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国立公園、ユニバーサルデザインに 環境省

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 環境省は国立公園の歩道やトイレなどの施設について、障害の有無や年齢、使用言語に関係なく誰にでも使いやすいよう配慮した設計の「ユニバーサルデザイン」の導入を本格化させる。施設の利便性を高め、来訪者を現在の3億6千万人から2020年までに4億人に増やす目標達成につなげるのが狙い。

 同省は16年度予算の概算要求に盛り込む公園整備などの関連費用を、本年度当初に比べて大幅に増やす方針だ。

 ユニバーサルデザイン化を進めるのは、全国に32カ所ある国立公園と3つの国民公園(皇居外苑、京都御苑、新宿御苑)。現状でも、多目的トイレを設置したり、多言語のパンフレットを配ったりしているが、対応にばらつきがある。

 本年度は車いす利用者や高齢者が移動しやすいよう歩道の段差解消を進め、聴覚障害者のために筆談用具を常備する。16年度以降はトイレの洋式化や個室内の非常ボタン設置を推進するほか、園内の案内板や標識の文字を大きくする。

 20年東京五輪・パラリンピックを前に、国民公園では皇居外苑と新宿御苑、国立公園では首都圏に近い日光や富士箱根伊豆国立公園などで、先行実施することを検討している。

〔共同〕     2015/8/19     日本経済新聞


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