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Channel: ゴエモンのつぶやき
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障害者の自立支えたい ミャンマー女性安芸で研修

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 日本の障害者福祉を学ぼうと、ミャンマーで障害者支援をしている現地の女性が、安芸市本町3丁目の自立生活センター「土佐の太平洋高気圧」などで研修している。現地の障害者自立支援団体スタッフのソーモー・ウーさん(26)。障害者を支える仕組みがほとんどないというミャンマーに成果を持ち帰り、「障害者の雇用を増やし、自立していける社会をつくりたい」と意欲を見せている。

 研修はダスキン(本社・大阪府)が設立した公益財団法人「ダスキン愛の輪基金」のアジア太平洋障害者リーダー育成事業の一環。今回はカンボジアやフィリピンなどから7人が来日し、全国各地で日本の視覚障害児教育や障害者政策、自立生活などを学んでいる。

 ソーモーさんは、生後6カ月で患ったポリオ(小児まひ)で足が不自由になり、長い時間歩けない。しかし、障害者の就労機会を増やすため、ミャンマー最大都市のヤンゴンで企業訪問などに取り組んでいる。

 高知県には8日に来高。同センターの樋口恵子理事長宅にホームステイしながら、22日まで障害者の相談対応や、自立生活プログラムの実践などを体験する。
 ソーモーさんによると、ミャンマーでは障害者の社会進出が進んでおらず、貧しい障害者は物乞いをし、裕福な人も家に閉じこもるケースがほとんど。移動手段となる車いすも大卒者の初任給より高額なため、普及していないという。

 同国には手話がないそうで、同センターの例会で歌に合わせて、歌詞を手話で伝える光景に「初めてで驚いた。ミャンマーでもやってみたい」と感激。
 障害者に関する法律にも関心を示し、「バリアフリーを広げ、将来は自立生活センターを運営したい」と夢を膨らませている。

高知新聞-2013年01月21日08時43分

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