「菜の花で鴨川を思い出して」−−。東京電力福島第1原発の事故後、1年近く鴨川市で集団避難生活をした福島県内の知的障害者に、温暖な南房総の春の香りを楽しんでもらおうと、鴨川市内のボランティアグループが25日、菜の花約1200本を収穫、箱詰めして福島県内の各施設に送った。
集団避難していたのは「東洋学園」(富岡町)など福島県内7施設の約280人。原発事故後、各地を転々とした末、一昨年4月から鴨川市太海の県立鴨川青年の家で集団生活し、昨年2月までに全員が福島に戻った。
原発事故からまもなく2年。東北地方は例年になく厳しい寒さに襲われていると伝えられていることから、滞在中から交流していた市内のボランティア集団「鴨川義塾」「ウミガメ倶楽部(くらぶ)」など4団体が「寒さに負けず、元気になってもらおう」と、南房総では今が盛りの菜の花を送ることにした。
この日は約20人が参加し、市内の菜の花の名所「菜(な)な畑(ばたけ)ロード」で花を収穫、箱詰め作業を行った。
鴨川義塾の椎野瑞穂代表(75)は「福島はまだ一面、雪だという。一足早く春を感じてもらい、鴨川との交流を忘れずにいてほしい」と話していた。
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総出で菜の花を摘むボランティアたち=鴨川市の菜な畑ロードで
毎日新聞 2013年02月26日 地方版
集団避難していたのは「東洋学園」(富岡町)など福島県内7施設の約280人。原発事故後、各地を転々とした末、一昨年4月から鴨川市太海の県立鴨川青年の家で集団生活し、昨年2月までに全員が福島に戻った。
原発事故からまもなく2年。東北地方は例年になく厳しい寒さに襲われていると伝えられていることから、滞在中から交流していた市内のボランティア集団「鴨川義塾」「ウミガメ倶楽部(くらぶ)」など4団体が「寒さに負けず、元気になってもらおう」と、南房総では今が盛りの菜の花を送ることにした。
この日は約20人が参加し、市内の菜の花の名所「菜(な)な畑(ばたけ)ロード」で花を収穫、箱詰め作業を行った。
鴨川義塾の椎野瑞穂代表(75)は「福島はまだ一面、雪だという。一足早く春を感じてもらい、鴨川との交流を忘れずにいてほしい」と話していた。
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総出で菜の花を摘むボランティアたち=鴨川市の菜な畑ロードで
毎日新聞 2013年02月26日 地方版