下関市は30日、リオデジャネイロ・パラリンピック視覚障害者マラソン女子で銀メダルを獲得した同市出身の道下美里選手(39)に、市民栄誉賞を贈った。
市役所新館1階エントランスホールで授与式があり、市民ら約250人が出席。中尾友昭市長が「多くの国民に感動と勇気を与えてくれた」と述べ、道下選手に賞状と記念品、報奨金を手渡した。下関産米やフグ刺しなども贈られた。
道下選手は「名誉な賞をいただき、メダルを取ったことを実感している。金メダルを目指していたので、悔しさを胸に刻み、2020年(の東京大会)に向けて走り続けたい」とあいさつした。式の後、母校の名池小の6年生から道下選手に、寄せ書きと点字の手紙が手渡された。
賞状を手に笑顔を見せる道下選手(右)
2016年10月01日 Copyright © The Yomiuri Shimbun