湖南市と一般社団法人「コナン市民共同発電所プロジェクト」は25日、同市西峰町の障害者支援施設「バンバン」に設置する太陽光発電設備への出資者募集を始めると発表した。自然エネルギーで得た利益を地域で循環させる試みで、売電利益は地域商品券で配当する。
同プロジェクトが信託会社「トランスバリュー信託」(東京都)を通じて事業費800万円を募集する。1口10万円から、出資期間は20年2カ月。配当率は天候などで変動し、年間約2%を予定。10万円出資なら、毎年の元本償還を含め20年で計約11万9000円分の地域商品券を受け取る計算だ。1年目は4500円分(500円の商品券9枚)程度が配当される見通し。
商品券では、地域の特産品を扱う「こなんマルシェ」(同市三雲)で米や酒などを購入でき、今後は商工会と連携し利用店舗を増やしたいという。
同市では、今年9月に自然エネルギーを「地域固有の資源」と位置付ける「地域自然エネルギー基本条例」を制定した。同プロジェクトの橋本憲理事長は「自然エネルギーを地域で活用するモデルとして全国に普及させたい」と話した。募集は11月26日まで(先着順)。問い合わせは同信託(0120・346・633)。
毎日新聞 2012年10月26日 地方版
同プロジェクトが信託会社「トランスバリュー信託」(東京都)を通じて事業費800万円を募集する。1口10万円から、出資期間は20年2カ月。配当率は天候などで変動し、年間約2%を予定。10万円出資なら、毎年の元本償還を含め20年で計約11万9000円分の地域商品券を受け取る計算だ。1年目は4500円分(500円の商品券9枚)程度が配当される見通し。
商品券では、地域の特産品を扱う「こなんマルシェ」(同市三雲)で米や酒などを購入でき、今後は商工会と連携し利用店舗を増やしたいという。
同市では、今年9月に自然エネルギーを「地域固有の資源」と位置付ける「地域自然エネルギー基本条例」を制定した。同プロジェクトの橋本憲理事長は「自然エネルギーを地域で活用するモデルとして全国に普及させたい」と話した。募集は11月26日まで(先着順)。問い合わせは同信託(0120・346・633)。
毎日新聞 2012年10月26日 地方版