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障害者と恋 女子会や合コン…まず知ることから始めよう

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 障害者に恋する。障害者に声をかける。きっかけをつくって、障害のある人とない人の間にある壁を壊そうと挑む人たちがいる。

健常者と殴り合い 先入観取り払うため、リングに上がる お笑い芸人、自身の障害もネタに 客席が凍りつく経験も

 車いすの女性が恋愛経験のある女性に質問した。「エッチってどうやるの?」。囲む女性らが盛り上がる。障害がある人も、ない人もいる。20代の女性5人が東京都内のカフェで開いた女子会だ。

 きっかけは「ユニコン」。障害者と健常者が参加するユニバーサルな合コンだ。多様な社会のありようについて発信を続ける市民団体「i(アイ)―link(リンク)―u(ユー)」(神奈川県鎌倉市)が昨年から企画している。

 企画は、大学院を卒業後、認知症グループホームで働いた団体代表の高野朋也(29)が提案した。先天性の病気のため、車いすで生活する男友達から「恋がしたい。彼女がほしい」と聞いたからだ。

 人気のデートスポットを半日、参加者10人ほどで散策して相手に思いを伝える手紙を書く。車いすを押したり、目や耳が不自由な人と会話をしたり、初めて経験するコミュニケーションも自然に生まれるという。

 ただ、高野の理想からはほど遠い。これまで9回のユニコンに集まった健常者は参加者の3割にすぎない。多くが、高野の友人や友人の知人だった。

 「人として何ができるか勉強したいと思った。恋愛がしたかったわけじゃない」。健常者の男性(37)は今年2月のユニコンに参加した理由を語る。

 「自分たちの思いばかりが先行している」と高野も言う。ただ、参加者同士が友だちになり、車いすで入れる店を探すのが難しいこと、友人の手助けがあればもっと外出できることを知る機会になっているとも思う。

■差し出した手 今も片思い

 高野は昨年夏、一人の女性に出会った。脳性まひのため、車いすで生活する。お互いの仕事や趣味の話をしながら、彼女の笑顔や前向きさにひかれた。

 ログイン前の続き誘ってから半年かかって初デートにこぎ着けた。エスコートしたくて手を差し出したが、すぐに握ってもらえなかった。介助のつもりではなかったが、そう受け止められてしまったかもしれないと不安になった。

 思いを伝えた。「ゆっくりお互いのことを知っていきましょう」と言われた。「なぜなのか。自分がチャラいからか。もしくは障害のことがあるのか」。いまも片思いのままだ。

 彼女に好きになってもらうこと。ユニコンをめざす形に育てること。「まずは相手を知る。どちらも時間をかけて経験を分かち合っていけば道は開ける」

■助けたい チャームで伝える

 名刺大のアクリルカードにYES、NO、病院や電車、携帯電話のアイコン。「コミュニケーションチャーム」だ。NPO法人ピープルデザイン研究所(東京都渋谷区)がセレクトショップ「SHIPS(シップス)」など全国24カ所で販売し、これまでに約1万2千個が売れている。

 「困っていたら声をかけて。何でもお手伝いしますよ」というサインとして、かばんなどにつけてもらい、手助けが必要な人と利用者をつなぐ。

 同研究所の田中真宏(37)が10カ所以上の福祉作業所を訪ね、デザインの改良を重ねた。田中自身、それまで障害者と関わることがなかったが、話してみればみんな自分と一緒だった。「未知の裏側に無関心や恐怖心があっただけなんだ」と感じた。

 利用者からは「着けたら、電車で堂々と席を譲れた」「街で周りの人たちを意識するようになった」との感想が寄せられる。一方で「声をかけたのに『うるさい』と言われ、心が折れた」との声もある。

 「障害者も一人ひとり違う。それを知るだけでも意味はあると思う」。チャームによって、出会いが生まれ、意識が変わる。田中はその連鎖に期待している。=敬称略

2016年4月6日  朝日新聞


障害者対策 新法施行を差別なくす契機に

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 障害の有無を問わず、誰もが個性を尊重し合う暮らしやすい社会を実現する。そうした意識と行動を国民全体に根付かせる契機としたい。

 

 障害者差別解消法が今月、施行された。行政機関や民間事業者に対し、不当な差別的扱いを禁じるとともに、障害者を手助けする「合理的配慮」を求めている。

 日本が2007年に署名し、14年に批准した国連の障害者権利条約に沿った内容だ。既に約160か国・地域が締結している。

 障害を理由にサービスの提供を拒否・制限したり、介助者同伴などの条件をつけたりする行為が、差別的扱いに該当する。

 「合理的配慮」とは、障害者が直面する様々な障壁を取り除くため、負担が過重にならない範囲で対応することを意味する。

 車いす利用者のためにスロープを設置するのが典型例だ。視覚・聴覚障害者のために点字資料や手話通訳を用意するなど、障害者の身になったきめ細かな取り組みを可能な限り広げたい。

 健常者と全く同様に対処するだけでは、平等にならない場合も多い。移動や意思疎通を支える手段がなければ、障害者の行動は制約される。「合理的配慮」をしないのも差別に当たると明確にしたのは、新法の大きな特徴だ。

 新法は、行政機関に「合理的配慮」を義務付けた一方、事業者については努力義務とした。

 ただ、交通機関や商業施設など、障害者が日常生活で接する事業者の対応が不十分では、新法の実効性は限られる。前向きな取り組みが望まれる。

 国内の障害者は788万人に上る。高齢化の進展で今後、さらに増えるのは確実だ。障害者に対応したサービスや製品を提供していくことは、企業のイメージアップにとどまらず、経営上の大きなメリットになるだろう。

 差別が絡むトラブルの解決には課題が残る。新法では、関係機関が連携してトラブル防止や解決の支援に当たる地域協議会の設置を自治体に促している。

 都道府県での設置は進むものの、市町村では遅れ気味なのが現状だ。差別解消には、身近な生活圏での対処が重要である。

 新法の成立から3年近くが経過したが、その趣旨が社会に浸透しているとは言い難い。

 障害者に配慮したバリアフリー化の推進は、高齢者や子供連れの人にも恩恵が及ぶ。20年には東京パラリンピックも控える。政府は新法の周知に努めるべきだ。

2016年04月06日 03時02分 Copyright © The Yomiuri Shimbun

障害者差別解消法が施行、Webのアクセス性改善の機運高まる

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 障害を理由にしたサービス提供の拒否/制限を禁じる法律が、2016年4月1日に施行された。「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」(障害者差別解消法)である。国の行政機関や地方公共団体をはじめ、民間事業者も対象となる。

 この法律は、情報アクセシビリティ(情報へのアクセスのしやすさ)を、社会的障壁を取り除くための「環境整備」と位置付ける。その向上を、違反しても直ちに罰則を受けない「努力義務」として課す。行政機関や事業者による自主的な取り組みを促す。

 障害のある人から要請を受けた場合には、負担になり過ぎない範囲の「合理的配慮」も必要になる。音声読み上げソフトで利用するため動画の字幕情報をテキストデータで欲しいという人に、データを渡すといった対応だ。合理的配慮は行政機関にとっては義務、事業者にとっては努力義務だ。

図●アクセシビリティ向上のために求められる工夫の例

 この法律で真っ先に対応が求められるものの一つが、Webサイトだ。Webサイトはもはや、情報提供のインフラとして欠かせない存在。だが作り方に配慮が足りないと、必要な情報が得られないケースがある(図)。

 Webサイトが満たすべき要件は、日本工業規格の「JIS X 8341-3」にまとめられている。同規格は、2016年3月22日に改正されたばかり。「改正作業では障害者差別解消法を意識した。同法に基づいた対応をするうえで指針になる」(同規格を担当する経済産業省 産業技術環境局 国際電気標準課)。

一般利用者にも利点がある

 アクセスしやすいWebサイトを作ることは、障害者以外にも利点がある。「多様な端末、多様な環境で利用しやすくなる。マルチデバイス化が進む今、重要性が増している」(Webアクセシビリティに詳しい、インフォアクシアの植木真代表取締役)。こうした背景から、情報アクセシビリティ向上の機運が高まっている。

 例えば文字と背景のコントラスト比を高めれば、スマートフォンを屋外で使う際も読みやすい。音声読み上げソフトに対応させることで、音声で情報を入出力するようなウエアラブル端末でも利用できるようになる。

 いち早く取り組みを進める企業の一つがNTTドコモだ。アクセスの多いページを中心に対応するほか、「各コンテンツの責任者向けに勉強会を開いている」(同社 プロモーション部 WEB担当主査 寺脇正光氏)。

 ヤフー メディアカンパニー 生活メディア事業本部 デザイン開発部 中野信部長も、「アクセシビリティへの取り組みは当たり前。全社のユーザーインタフェース(UI)ガイドラインの中にアクセシビリティに関する要件を設けている」と話す。

2016/04/06=日経コンピュータ 

“社会の壁をなくす”

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 キーワードでニュースを読み解く「every.キーワード」。5日のテーマは“社会の壁をなくす”。「障害者差別解消法」では、役所や企業、店に対して、障害を理由とした不当な差別をすることを禁止している。さらに、障害のある人からの求めに応じて“合理的な配慮”をするよう定めている。どのような背景や課題があるのだろうか。日本テレビ・小栗泉解説委員が解説する。

■41.5%が「外出時に困ることがある」

 「差別をしない」「配慮をする」ことは当たり前のように思えるが、厚生労働省が行った調査によれば、「外出にあたって困る事がありますか」という質問に、障害のある人の41.5%が「ある」と答えている現実がある。そのような背景もあり、個人の判断に委ねるのではなく、このような法律で明確に規定されることになった。

■“合理的な配慮”とは―

 個別の状況に応じて、必要とされる配慮というのは様々なので、「負担が重すぎない範囲でできるだけの配慮をする」ということで、法律では“合理的な配慮”としている。内閣府は具体的に下記のような配慮の例をあげている。

・飲食店で目の不自由な人に対して、メニューを読み上げる
・銀行で字を書くのが難しい人に対して代筆で対応する

 ただし、あくまでも企業や飲食店などに課せられるのは努力義務で、こうした対応をしなかった企業や店が罰せられるわけではない。また、役所や国公立の学校といった行政機関は、率先して配慮を行うべきとして法的義務が課されるが、いずれも罰則はない。

■難病の生徒のために20個のマウスを―

 香川県にある善通寺養護学校ではこうした配慮を今回の法律施行に先駆けて行っている。車いすで学校に向かうのは、高校2年生の宇田汰市さん。生後まもなく筋肉が萎縮する難病「脊髄性筋萎縮症」を発症。普段、隣の病院から学校に通っているが、週に数回、担任の先生たちが病室まで出向いてくれる。

 宇田さんがベッドの上で使うのは、マウスとタブレット端末。指先しか動かせない宇田さんでも操作できるものを先生たちが用意した。その端末で取り組むのは、ITサービス会社から課された職業体験の課題。先生たちが宇田さんの能力を活かして“キャリア”に繋げようと、病室でも職業体験をさせてくれる企業を探したのだ。

 宇田さん「実習ができる環境を整えてくれたり、活動する場を広げてくれた」

 近藤創先生「その子の困っているところに適切な機器やチャンスを与えてあげる。そういった指導をたくさんの先生がしていくと過ごしやすい子どもが増えるのでは」

 この学校では、宇田さんの障害にあわせるだけでなく、可能性を広げる教育をしている。宇田さんが指先でうまく動かせるマウスを探すのに、先生らはマウスを20個も買って試したという。子どもそれぞれの障害に対応するということは、お金も人も道具なども必要になるので、どの学校でも簡単にできるわけではない。

■子どもの成長にとってもプラス

 国立特別支援教育総合研究所の原田公人さんは「お金や人といったハード面がなくても障害に応じた配慮をしよう、という気持ちを持つことはできる」「今回の義務づけが、障害のない子どもたちが、障害のある子をどう気遣ったらいいかと考えるきっかけになってほしい。それは、いじめなど社会問題がある中で、子どもたちの成長にとっても良いことだ」と話す。

■相手の立場に立ってみる

 今回、新たな法律が施行されたが、できればこうしたことは法律や罰則で決められなくてもできる社会でありたい。ちょっと想像力を働かせて相手の立場に立ってみる、そうすればきっとお互いに何を必要としているかが、見えてくるのではないだろうか。

ITpro    2016年4月6日

障害者差別解消へ本腰

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 ◇県、具体例盛り職員に手引書

 ◇大津市 担当課1階に移転し利便性

 1日に障害者差別解消法が施行されたことを受け、県や市町が職員向けハンドブックを作成したり、担当課を利便性の高い場所に移転したりする取り組みを進めている。(池内亜希)

 「視覚障害のある人には、『こちら』『それ』を使わず、『30センチ右』など具体的な表現を」

 「発達障害のある人には、笑顔で対応し、パニック症状が起きた場合は、落ち着く時間を持つ」

 県は、こうした具体例を盛り込んだ職員向けのハンドブックを作った。作成に当たっては障害者や支援者、家族らも協力。「コミュニケーションを大切に」「柔軟な応対を心がける」などを基本とし、視覚、肢体不自由、知的、発達といった障害に応じた留意点を記している。職員への説明会も既に開き、浸透を図っている。

 彦根市は、今年度の職員採用試験から視覚障害者に配慮し、拡大鏡の使用や点字試験などの実施を検討。秋頃の試験に向け、詳細の協議を進める。

 障害がある人も利用しやすい環境作りに取り組む自治体もある。大津市は3月に障害福祉課を本館2階から1階に移転。車いすでも通りやすいように入り口を広げ、自動ドアを設置した。

 利用者からは「時間も手間もかからなくなった」との声が寄せられており、市は「今後は、様々な部署にまたがる窓口を一本化していけたら」としている。

 一方、政府が設置を促す「障害者差別解消支援地域協議会」は、県、彦根市、湖南市などが準備を進める。協議会は行政や障害者団体、学識経験者らで構成。障害者の相談を受け、地域の実情に合わせた対応を取る組織として、早期設置が期待されている。

 県の担当者は「各地で何が必要とされ、自分たちは何ができるのかを考えて対応を進めてほしい」としている。

 ■障害者差別解消法 行政、企業などに対し、障害者への差別的な対応を禁止する。障害がある人が必要とすることに一定範囲で対応する「合理的配慮」も求めている。県内の障害者手帳所持者(2014年度末)は身体、療育、精神を合わせ、計約7万3000人。

障害福祉課の移転作業が行われた大津市役所

障害福祉課の移転作業が行われた大津市役所

2016年04月07日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

視覚障害者も写真感じて フェイスブックに新機能

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 フェイスブックは4日、写真の内容を音声にして読み上げる機能を発表した。人工知能(AI)で写真を認識し、視覚障害のある人にも利用しやすくする。現在は英語のみ利用可能だが、今後他の言語にも広げる計画。アップルの基本ソフト「iOS」を使った端末から導入を始める。

 フェイスブックに投稿された写真をAIが判別し、内容を音声で説明する。iPhone(アイフォーン)などには画面を音声で読み上げる機能があり、同機能を「オン」にしてフェイスブック上の写真を指で触れると「食べ物、ピザが含まれている」「笑っている3人の人が含まれている」などと説明する。

 認識できるのは、車、飛行機など交通機関や、山、空、海などの自然、テニス、バスケットボールなどのスポーツ、すし、アイスクリームといった食べ物、ひげやめがねなど人の容姿。写真の内容を伝える上で重要な要素を取り出したという。開発に関わった視覚障害者のマット・キングさんは、「視覚障害者も写真を体験できる大きな一歩になる」と話している。

写真・図版

フェイスブックの新機能を使った画面。写真に写っているものを認識して音声で読み上げ、画面にも文字が現れる

カリフォルニア州メンロパーク=朝日新聞デジタル  2016年4月6日


「誰もが使える」製品開発支援 東京東信金、障害者に配慮

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 東京東信用金庫(東京・墨田)は誰もが使いやすいユニバーサルデザイン(UD)の普及を進める国際ユニヴァーサルデザイン協議会(IAUD)と連携し、中小製造業のUD製品開発の支援に乗り出した。東京東信金の取引先など8社が参加し、視覚障害者でも店舗の特徴が分かるのれんなどを製作する。2020年の東京五輪・パラリンピックまでの実用化を目指す。

 板金加工の浜野製作所(東京・墨田)とプラモデル金型の秋東精工(同・江戸川)は音や匂い、素材などを活用し、視覚障害者でも何の店かが分かる「下町のれん」を開発する。カフェの場合はコーヒーの匂いを発したり、おにぎり店なら三角形の立体的なデザインにしたりすることを想定している。

 開発チームは3月23日、東京都墨田区内の商店街の店主から意見を聴取。店主からは「のれんの耐久性は」「洗濯できるのか」などの質問が上がった。浜野製作所は「現場で働く人の意見を聞き、細かい機能を決めていきたい」としている。

 このほか、イベント企画の展示構成(東京・足立)や展示パネル製作のリディアワークス(同・墨田)など3社は車椅子にも対応する大型試着室の開発に着手。システム開発のリヴィティエ(同・文京)など4社は話し言葉が文字で見える補聴器付き眼鏡を開発する。

 各社の製品開発では芝浦工業大学や東京電機大学が技術協力する。試作品はIAUDが今秋に開催する国際会議などに出品し、販路を開拓する計画だ。

 東京東信金は「中小企業は技術を持っているが、製品化にはなかなか至らない。(支援策が)下請け気質からの脱却につながるきっかけにしてほしい」としている。

2016/4/7  日本経済新聞 電子版

障害者に「安心の家」を 中津川市の夫妻「福祉ハウス」計画

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 岐阜県中津川市阿木の西尾勝彦さん(63)、丸美さん(61)夫妻らがNPO法人「あきの里」を立ち上げ、来年5月を目標に重度障害者の生活拠点「福祉ハウス」の開設準備を進めている。脳性まひで肢体が不自由な次男淳志さん(23)や同様に重度の障害のある人が、親がいなくなった後も住み慣れた地域で安心して過ごせるように-と、切れ目のない支援体制を目指している。

 NPOは2014年6月に立ち上げた。当初、グループホームを計画したが、定員4人以上などハードルが高く、経営が成り立たないと断念。そこで、定員2人のアパートを自己資金で建て、入居者が重度訪問介護制度を利用して生活する運営方法を選んだ。NPOがヘルパーを派遣し、12、13人のヘルパーが24時間、交代で介護することを目指している。

 福祉ハウスは、自宅近くの所有地約190平方メートルに約4500万円で建設する。キッチンや浴室、2人分の居住スペースと、障害のある人らが交流できる多目的広場を設ける。広場は市の地域生活支援事業に登録し、障害児者の日中一時支援、移動支援事業を行う。既に2月から空き家を借りて、両事業を行っている。

 NPOへの寄付金や賛助会員の会費が主な運営資金となるが、賛助会員は現在135人で、300人程度まで増やす必要がある。

 そこで、淳志さんを恵那特別支援学校で指導した教諭ら4人が「活動を知ってもらい、支援の輪を広げよう」と、9日午後1時30分から、同所の中の島公園ふれあいの里で支援コンサートを開く。参加費は500円。高校生以下と後期高齢者は無料。

福祉ハウスの建設予定地。西尾勝彦さん、丸美さん夫妻は「住み慣れた地域で安心して過ごせるように」と願う

2016年04月07日   岐阜新聞


浦沢直樹さんら、障害者競技選手描く 東京大会PR動画

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 2020年東京パラリンピックに向けて、障害者スポーツ5競技の日本代表選手と、人気漫画家5人が描くキャラクターが「共演」するPR動画を東京都が作った。競技の魅力を広める狙いで、国内のイベントや今夏のリオデジャネイロ大会で披露する。

 動画は約2分20秒。「Be The HERO(すべての人をヒーローに)」がタイトルだ。音を頼りにプレーするブラインドサッカーのイラストは、「キャプテン翼」の作者、高橋陽一さんが描く。迫力あるドリブルシーンが、実際の選手の映像と組み合わさる。力強くラケットを振り抜く車いすテニス国枝慎吾選手は、「YAWARA!」の浦沢直樹さんのイラストとコラボする。

 このほか、陸上=「ツルモク独身寮」の窪之内英策さん▽ゴールボール=「FAIRY TAIL」の真島ヒロさん▽車いすラグビー=「あしたのジョー」のちばてつやさんの3人が、それぞれの競技の選手を描いた。

 ログイン前の続き都は14年、都民に五輪・パラリンピックに関する意識調査を実施。回答者1910人の9割近くがパラリンピックを「知っている」と答えたが、障害者スポーツを競技場で実際に観戦した人はわずか2%だった。担当者は「これまでにないイメージをつくろうと漫画とのコラボを決めた。皆が全面的に協力してくれた。国内外や世代を問わず、多くの人に興味を持ってもらい、実際に観戦に行ってほしい」と話す。

 動画は都のサイト(http://www.sports-tokyo.info/be_the_hero/別ウインドウで開きます)で公開中。視覚や聴覚に障害がある人向けに、声優の神谷明さんの音声解説や字幕が入った動画もある。

写真・図版

車いすテニスの国枝慎吾選手と浦沢直樹さんのイラスト

写真・図版

東京都の動画に出演した5競技の選手たちと、人気漫画家5人が描いたイラスト

2016年4月6日  朝日新聞

障害者と恋、知ることから 経験分かち合い、意識変える

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(つながる空の下 第4部:下)

■2020東京パラリンピック

  車いすの女性が恋愛経験のある女性に質問した。「エッチってどうやるの?」。囲む女性らが盛り上がる。障害がある人も、ない人もいる。20代の女性5人が東京都内のカフェで開いた女子会だ。

 きっかけは「ユニコン」。障害者と健常者が参加するユニバーサルな合コンだ。多様な社会ログイン前の続きのありようについて発信を続ける市民団体「i―link―u(アイ リンク ユー)」(神奈川県鎌倉市)が昨年から企画している。

 企画は、大学院を卒業後、認知症グループホームで働いた団体代表の高野朋也(29)が提案した。先天性の病気のため、車いすで生活する男友達から「恋がしたい。彼女がほしい」と聞いたからだ。

 人気のデートスポットを半日、参加者10人ほどで散策して相手に思いを伝える手紙を書く。車いすを押したり、目や耳が不自由な人と会話をしたり、初めて経験するコミュニケーションも自然に生まれるという。

 ただ、高野の理想からはほど遠い。これまで9回のユニコンに集まった健常者は参加者の3割にすぎない。多くが、高野の友人や友人の知人だった。

 「人として何ができるか勉強したいと思った。恋愛がしたかったわけじゃない」。健常者の男性(37)は今年2月のユニコンに参加した理由を語る。

 「自分たちの思いばかりが先行している」と高野も言う。ただ、参加者同士が友だちになり、車いすで入れる店を探すのが難しいこと、友人の手助けがあればもっと外出できることを知る機会になっているとも思う。

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 高野は昨年夏、一人の女性に出会った。脳性まひのため、車いすで生活する。お互いの仕事や趣味の話をしながら、彼女の笑顔や前向きさにひかれた。

 誘ってから半年かかって初デートにこぎ着けた。エスコートしたくて手を差し出したが、すぐに握ってもらえなかった。介助のつもりではなかったが、そう受け止められてしまったかもしれないと不安になった。

 思いを伝えた。「ゆっくりお互いのことを知っていきましょう」と言われた。「なぜなのか。自分がチャラいからか。もしくは障害のことがあるのか」。いまも片思いのままだ。

 彼女に好きになってもらうこと。ユニコンをめざす形に育てること。「まずは相手を知る。どちらも時間をかけて経験を分かち合っていけば道は開ける」

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 名刺大のアクリルカードにYES、NO、病院や電車、携帯電話のアイコン。「コミュニケーションチャーム」だ。NPO法人ピープルデザイン研究所(東京都渋谷区)がセレクトショップ「SHIPS(シップス)」など全国24カ所で販売し、これまでに約1万2千個が売れている。

 「困っていたら声をかけて。何でもお手伝いしますよ」というサインとして、かばんなどにつけてもらい、手助けが必要な人と利用者をつなぐ。

 同研究所の田中真宏(37)が10カ所以上の福祉作業所を訪ね、デザインの改良を重ねた。田中自身、それまで障害者と関わることがなかったが、話してみればみんな自分と一緒だった。「未知の裏側に無関心や恐怖心があっただけなんだ」と感じた。

 利用者からは「着けたら、電車で堂々と席を譲れた」「街で周りの人たちを意識するようになった」との感想が寄せられる。一方で「声をかけたのに『うるさい』と言われ、心が折れた」との声もある。

 「障害者も一人ひとり違う。それを知るだけでも意味はあると思う」。チャームによって、出会いが生まれ、意識が変わる。田中はその連鎖に期待している。

 =敬称略

写真・図版

障害者と健常者が鎌倉の海岸や街を歩いて合コンを楽しんだユニコン=2015年10月、i-link-u提供

2016年4月6日  朝日新聞デジタル

障害のある人と一緒に働くときのノウハウや知識をまとめた書籍で

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新しい障害者雇用の仕組みを完全マスター!

株式会社弘文堂
この4月から障害者雇用促進法の改正により、障害のある人への「差別の禁止」と「合理的配慮の提供の義務化」が開始。学術図書出版社の弘文堂は、『今日からできる障害者雇用』と『詳説 障害者雇用促進法』の2冊の新刊を発売しました。障害のある人と働く上で必要な情報をお届けすることで、誰もが働きやすい職場づくりをサポートします。

 4月1日から新たな障害者雇用の仕組みがスタートしたものの、多くの職場には戸惑いがあるのが実情です。
 障害のある人と働くとき、私たちはどうすればよいでしょうか。

◆障害のある人と働くコツを凝縮した『今日からできる障害者雇用』

[画像1: http://prtimes.jp/i/14059/7/resize/d14059-7-894594-3.jpg ]

「どんな仕事を任せるか?」、「職場でいじめがあったらどうするか?」、「障害のない同僚の理解を得るにはどうするか?」など、障害のある人と働く中で出会う疑問に、Q&A形式で答えます。
 また、障害者雇用の仕組みやさまざまな障害のある人たちの特徴についても、数ページでコンパクトに説明。

 日本で3人目の全盲の弁護士や、現役の企業の障害者雇用担当者といった著者が、障害のある人とこれから働く第一歩として、具体的に何をすればよいかがすぐわかるように、ノウハウを伝えています。

「SYNODOS」、「BLOGOS」、「ハフィントンポスト」、「福祉新聞」でも紹介された、注目の1冊です。

◆障害者雇用についての法律や制度を丁寧に解説した『詳説 障害者雇用促進法』

[画像2: http://prtimes.jp/i/14059/7/resize/d14059-7-681391-1.jpg ]

 新たな障害者雇用促進法の詳細な解説を中心に、障害者雇用政策の歴史や、障害者雇用に関係する過去の裁判所の判断、4月からスタートした「差別の禁止」と「合理的配慮の提供の義務化」についての理論的な背景などを細かく掲載して、障害者雇用に関する法的な知識を1冊にまとめています。

 弁護士による実務上のポイントの解説や、海外の障害者雇用制度の紹介も掲載し、法律や制度について調べ、新たな制度の理念を活かしていく上で、欠かせない情報が詰まっています。

◆地味にコツコツ、1つひとつ、淡々と

『今日からできる障害者雇用』の帯にある松坂桃李さんのこの言葉の通り、障害のある人に限らず、新しい同僚との人間関係を築くには、毎日の積み重ねが大切です。

 障害のある人と一緒に働く場合には、慣れない対応をすることによる悩みもあるかもしれません。
 ですが、障害のある人は、障害のない人が気づかなかった視点やアイデアをもたらして、職場を活気づけたり、新たなビジネスチャンスをもたらしたりする可能性を持っています。

 新しい障害者雇用の制度を取り上げた『今日からできる障害者雇用』と『詳説 障害者雇用促進法』の2冊は、障害の有無に関係なく働きやすい雰囲気に職場を変えるきっかけを作ります。

◆『今日からできる障害者雇用』書籍概要
編著者
大胡田 誠(日本で3人目の全盲の弁護士、つくし総合法律事務所)
関哉 直人(障害のある人の権利擁護に取り組む弁護士、五百蔵洋一法律事務所)
発 売
2016年2月29日
定 価
2,160円(税込)
仕 様
A5判、並製、横組み、206頁
ISBN
978-4-335-35658-2
詳細情報
http://www.koubundou.co.jp/book/b217485.html
サンプルページ
http://www.koubundou.co.jp/files/35658.pdf

◆『詳説 障害者雇用促進法--新たな平等社会の実現に向けて』書籍概要
編著者
永野 仁美(上智大学法学部准教授)
長谷川 珠子(福島大学行政政策学類准教授)
富永 晃一(上智大学法学部准教授)
発 売
2016年1月30日
定 価
3,456円(税込)
仕 様
A5判、並製、横組み、396頁
ISBN
978-4-335-35657-5
詳細情報
http://www.koubundou.co.jp/book/b214705.html
サンプルページ
http://www.koubundou.co.jp/files/35657.pdf

◆本書に関するお問い合わせ
株式会社 弘文堂 障害者雇用関連書籍担当
〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台1-7
TEL 03-3294-4801(平日9:00~18:00)
FAX 03-3294-7034

iza(イザ!)

高速道路サービスエリアのトイレ、ホテル水準に改善

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一日平均140万人が利用する全国180カ所の高速道路サービスエリアに、今年下半期(7~12月)に韓国伝統デザインを採用したホテル式トイレが登場する。障害者トイレは、幼児用便器などが設置された「家族トイレ」になる。

韓国道路公社は7日、今年を「高速道路サービスエリアのトイレ文化革新の年」に定め、高速道路サービスエリアのトイレをホテルのように改善すると明らかにした。2002年韓日共催ワールドカップを控えてサービスエリアのトイレを改善して以来、約15年ぶりのことだ。道路公社の関係者は「トイレに対する国民の認識が高まってきたため、このような事業を推進することにした」と説明した。

まずは、トイレ個室のゴミ箱がなくなる。ゴミ箱を置くのは外観的にも衛生的にも良くないという指摘によるものだ。女子トイレには、便器に捨てられない生理用品のためのサニタリーボックスが設置される。道路公社が今年2月、サービスエリアトイレ利用者2万2393人を対象に調査を行った結果、回答者の約63%がゴミ箱を置かないことに賛成した。

インテリアは高級感あふれるデザインに変わる。外部デザインを見ると、男子トイレは青色、女子トイレは赤色がポイントになる。利用者がカラーだけで男女トイレを区別できるようにした。内部には韓国伝統デザインの建具型出入口、空き個室照明などが設置される。道路公社は障害者用便器などのある障害者トイレに幼児用便器を追加設置して、「家族トイレ」にする予定だ。トイレの外には、障害者に配慮した点字誘導棒も備えられる。

道路公社の関係者は「来月初めに作業を開始し、下半期には工事を完了する」とした上で、「工事期間中、利用者に不便をかけることのないよう、仮設トイレを設置する計画だ」と説明した。

東亜日報  

<社説>成年後見制度法案 意思決定支援策が最優先だ

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 成年後見制度の利用促進に向けた基本計画策定を国や自治体に義務付けることや、成年後見人の権限を強化することを目的とした成年後見制度利用促進法案が今国会で審議されている。
 後見人の横領や着服の横行、国際条約との整合性など制度の問題点が指摘されている。今以上に後見人が障がい者らの意思決定に権限を持つような法制定には慎重であるべきだ。
 成年後見制度は認知症や知的・精神障がいなどで判断能力が不十分な成人に対し、財産の管理や契約行為を支援する後見人を付けるもので、2000年に創設された。背景にあるのは、急速に進む高齢化である。14年末で18万4670人が利用している。
 リフォーム詐欺など認知症が進んだ高齢者や障がい者を狙った犯罪を抑止する面で後見制度は一定の役割を果たしてきた。しかし、後見人による着服や横領などの事件も多発している。
 最高裁によると、未成年後見人も含む被害総額は14年の1年間で56億7千万円に上った。本県でも後見人の立場を利用した司法書士による横領事件が起きた。
 障がい者や高齢者の意思決定に後見人が権限を行使する制度を逆手に取るような犯罪は許されない。後見制度利用を促進する前に、障がい者や高齢者の意思決定を尊重し、それを支援する環境整備を急ぐ必要がある。
 成年後見制度は、14年に日本が批准した国連障害者権利条約との整合性も問われている。
 条約は障がい者個人の尊厳と自律の尊重を掲げ、意思決定の支援に必要な措置を採るよう各国に呼び掛けている。国連障害者権利委員会は成年後見制度のような「代行決定方式」は条約違反であるとの見解を示している。
 日本弁護士連合会も昨年10月の宣言で、成年後見制度には「意思決定の支援という点からは改革すべき課題がある」として、困難を抱える人の意思決定を家族や福祉・医療従事者が支えるための制度を求めている。
 認知症や障がいを理由に能力や権限を制限してはならない。高齢者、障がい者の意思決定を支援する制度整備が最優先だ。それに反するような法律は許されない。

2016年4月8日   琉球新報

5月から旧とようら幼稚園舎が障害者の支援拠点に

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 社会福祉法人豊浦豊和会(本部豊浦町大和、矢島勉理事長)は、町内東雲町の旧とようら幼稚園舎に5月1日、「オープンコミュニティたまりば」を開設する。障害者が食事を提供する食堂などを開設して就労支援の拠点とするほか、子どもたちの放課後の遊び場を併設し、多世代が交流できる施設にする。内部の改修工事が進んでいる。 

 旧幼稚園舎は、認定こども園青空の開設に伴い2014年(平成26年)に閉園後、利活用検討委が図書機能を軸にした多世代交流施設にする計画案をまとめた。国の交付金による整備を見込んだが不採択に終わり、同法人が昨年、障害者の就労支援の拠点として活用したいと町に無償譲渡を求め、当初計画の履行などを条件に譲渡が決まった。

 「たまりば」には就労継続支援B型事業所として、JR豊浦駅内で営業する食堂の2号店「たまりば食堂」を開設し、温かい食事を提供する。高齢者の見守りを兼ねた配食サービスの弁当作りの拠点も移す。

 かつての教室には、定員10人の日中活動事業所「ふりーだむ」を開設して、主に視覚障害者が陶器作りなどに取り組む。このほか相談支援センターを移設する。

 体育館とホールは、幼稚園時代の遊具や図書を生かして、町内の小学生に無料開放する。常駐する施設職員が子どもたちを見守る。各種イベントの開催も予定している。

 数百万円を掛けてトイレを幼児用から大人用にするなど、改修を進めている。

 たまりば整備と並行して、船見町の町役場近くに障害者が共同生活する定員7人のグループホーム3棟を整備した。5月に利用を始める。同法人運営の豊浦やまと光星園、やまと郭公の里両施設を利用する知的障害者ら約20人が移り住む。このうち1棟は視覚障害がある人が入居し、ふりーだむに通う。

 国が障害者の地域移行を促す中で、障害者の自立を後押しする狙いがある。

 山本家弘統括施設長は「障害者が働く姿を間近に見てもらい、子どもたちの見守り機能も併せ持つことで、町中を活気づけたい」と話している。

 たまりばの開設日時は月曜―金曜日の午前9時~午後6時。大型連休明けに開設セレモニーを計画している。

【写真=「オープンコミュニティたまりば」が開設される旧とようら幼稚園舎】

2016年4月8日  室蘭民報

営業離れて闘病に集中

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 今回は「働く」編へのお便りと、働き盛りでがんになった読者の声を紹介します。 

●前向きな考えに励まされた

 私は、10代の頃から複数の精神疾患があり、胃や腎臓などの病気もあります。体調や気分に波がある中、アルバイトや派遣社員として働いてきました。就職のために資格も取得しました。現在は体調が悪化し、障害者年金と生活保護を受けて暮らしています。

 がんの治療中に解雇されたという記事(「働く」前編)では、闘病中は精神的にも肉体的にもつらいのに、さらに仕事まで失ってどれほど苦しんだかと思うと心が痛みました。

 でも、(記事の男性は)「現状を変えていこう」と前向きに考え、資格を取り、再就職を果たしました。こういう状況でもがんばれることに励まされました。

 ログイン前の続き病気であることへの社会の偏見を感じることもあります。障害者や生活保護受給者への理解や支援が進むことを願っています。

埼玉県 女性 37歳)

 ●職場で経験伝えたい

 2011年、37歳の時にたまたま受けた胸部CT検査がきっかけで肺腺がんが見つかりました。転移もわかり、手術後に抗がん剤治療を受けました。

 半年間の休職後、営業職から内勤に異動。営業職から離れたくない思いはありましたが、病気と闘うことに集中しました。13年には脳への転移が見つかり、休職を繰り返しながら3回の放射線治療装置「ガンマナイフ」による治療と1回の手術を受けました。現在もステロイド剤を内服中で、残る脳腫瘍(しゅよう)を経過観察しています。

 確定診断の時は動揺し、悔し涙も流しました。その後は、「やるしかない」という強い気持ちとともに、適度な鈍感力が大切だと感じています。「5年生存」「息子の結婚式に出る」など短中長期の目標を立て、自分でコントロールできないことには逆らわず、状況に応じて調整していきたいと思います。

 「がん」という言葉に触れる機会はあっても、多くの人にとっては「対岸の火事」。職場でも自分の経験を話し、早期発見への啓発にも役立てられればと考えています。

東京都 男性 42歳)

写真・図版

肺がん治療の記録を書き込んだ手帳

2016年4月8日  朝日新聞デジタル


Twitter、Facebookが投稿中の写真内容を読み上げる機能を次々導入する背景

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先日、Facebookが投稿中の写真の内容を読み上げる機能(Automatic Alternative Text)を発表した。認識技術を用いることで写真の内容を自動認識し、読み上げてくれるという機能だ。
認識可能な被写体は、自動車、オートバイなどの乗り物、アウトドア、山、波、太陽、木などの自然、食べもの……など。

これまでは、音声読み上げ機能を使えば投稿の文章は読み上げられるが、投稿に添付されている写真については「写真が添付されている」ということしか知る方法がなかった。それが、Automatic Alternative Textでは何の写真なのかを説明してくれるのだ。

デモムービーとして、「Image may contain: outdoor,cloud,foliage,plant,tree」のように、何が写っているかを読み上げる様子が公開されている。

これがInstagram、Facebookメッセンジャー、WhatsAppなど、Facebook関連サービスに導入されるという。

一方、Twitterも3月末にツイートに添付された画像の内容を読み上げる機能の追加を発表。
ただ、これは投稿者があらかじめ説明を入力する必要がある。

◎ 従来からあったaltタグでの代替テキスト
こうしたFacebookやTwitterの動きは、視覚障害者に考慮し、視力が弱い人でも情報にアクセスできるようにというもの。

この考え方は、実は、HTMLの初期からあった。
写真などの画像をHTMLドキュメントの中に埋め込む際は、altタグを使って中身を表わすテキストを代替用として設定しておくことが推奨されている。
そもそもWebでは「誰でもが同じソースに同じようにアクセスできること」が重要視され、HTMLの仕様にも「Webアクセシビリティ」といった要素が取り入れられている。

実際、当時はネットの回線が細かったことから、大きな画像だと読み込みに時間がかかる場合も多々あった。
視覚障害者のためだけではなく、画像表示を待つ間に写真の内容がわかるので、altタグに説明を入れたほうがいいと言われていた。

ただ、タグを手書きする時代も過ぎ、今はブログツールやSNSで無意識に写真をアップロードするようになった。altタグでの説明も、いつのまにか”置いていかれていた配慮”となったといえる。
もちろん、いまもブログサービスやSNS、写真共有サイトなどでソースコードを表示すると、altタグは使われている。そういう場合、多くは” ”で、altタグの中身はブランクになっている。

◎ 自動認識技術の精度は上がっている!?
もう1つのポイントは、Twitterが投稿者自身、つまり人が写真の説明を入力するのに対し、Facebookの写真の内容を読み上げる機能は、人ではなく、自動認識技術が使われるということだ。

写真の自動認識というと、昨年、GoogleがGoogleフォトのサービスの1つとして提供を始めた自動認識システムが誤認識(黒人2人の写真を“Gorillas”とタグ付けした)を行い、物議を醸したのも記憶に新しい。それが約1年前のこと。

今回のニュースでも、Twitterのように自分で入力できるならいいが、自動認識では間違った内容で読み上げられるのではという危惧も当然ある。
現在も研究が進んでいる画像の自動認識は、認識の精度や性能はかなりアップしていると言われているが。

やはり自動認識技術の開発に力を入れているMicrosoftがWebで公開しているものに、「Captionbot.ai」がある。これはCognitive Services(認識サービス)のデモの1つとして公開されているものだ。
手持ちの写真をアップロードすると、何の写真かを答えてくれるbotだ。
試したところ、こんなに結果だ。「beach」と出てくるところは、古い、画質の悪い写真でもそこそこ認識している感じ(顔が写っていなかったせいか、女の子がboyになってしまったが)。

Twitter、Facebookが投稿中の写真内容を読み上げる機能を次々導入する背景

2016年4月7日   livedoor

筋ジストロフィーの友人を背負い ヨーロッパの旅へ

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ケヴァン・チャンドラーさん

 男の友情が、ある障害者の夢を叶えてくれそうだ。「筋ジストロフィー」という重い病気を患うアメリカ・インディアナ州に住むケヴァン・チャンドラー(Kevan Chandler)さんは、友人と共にヨーロッパへ旅に出る決心をした。両手両足が使えず、普段は車椅子のチャンドラーさんが長旅に出るのは容易ではない。そこで、友人の一人が、彼を「バック・パック」にして背負い、一緒に旅行しようと提案した。寄付金が集まれば、彼は4人の友人と共に6月からフランス、イギリス、アイルランドの名所を周る予定だ。

 チャンドラーさんが最も行きたい場所の一つが、アイルランド沖にあるスケリッグ・マイケル島。切り立った崖の上にある神秘的な修道院へたどり着くには、600もの階段を登らなくてはならない。3人の友人は交代でチャンドラーさんを背負って階段を上るという。

 「僕の哲学は、とにかく前へ進むことなんだ」と語るチャンドラーさん。旅行が実現すれば、チャンドラーさんは旅行記を書くという。彼の本が他の障害者を勇気づけることを願っているそうだ。チャンドラーさんたちへの寄付金は、GoFundMeで受け付けている。

 

ケヴァン・チャンドラーさんと友人たち   2016/04/08  大紀元

奈良小 4年生が点字体験

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視覚障害学ぶ授業で

 奈良小学校4年生を対象に3月22日、視覚障害の理解を深める授業が行われた。

 4年次の国語で点字や視覚障害を扱うことから行われたもので、当日はアイマスクをした児童を同級生が声掛けしながら校舎内を誘導したほか、福祉教育をボランティアで行う「てんとー虫」(杉山尚子代表)が点字の体験授業も行った。

 4年3組で点字を教えた同団体の井原ユキ子さんは、1マス6つの点で文字を表すルールを説明。児童はその後、名前の表記に挑戦し、点字板と点筆(てんぴつ)を使い、集中して打っていた。

 授業を終えた小瀬村(こせむら)奏音(そお)君と上村真琴さんは「目が見えない人の不便な生活が分かった」「点字を覚えれば、目が見える人と見えない人が関わりを持てていいと思った」などそれぞれ感想を語っていた。

 一方、杉山代表は「点字という文化があることを知ってもらえた」と感想を述べた。また、「子どもたちは普段、視覚障害者に意識を向ける機会がないと思うが、駅や街中に点字があることに気付いてほしい」と話し、「それが、さまざまな障害者が同じように生活していることに意識を向けるきっかけになる」と授業の意義を語っていた。

点字を打つ上村さん(右)と小瀬村君

2016年4月7日  タウンニュース

捨てる神あれば拾う神あり

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 緊張した子どもたちの表情が目に浮かぶ。きょう県内多くの小中高校で始業式が行われる。新年度が始まる新たな門出に、期待だけでなく不安もあるだろう

▼4月から東京支社に赴任することになり、部屋探しで3月に上京した。好条件の物件に入居を申し込んだら「琉球新報」を理由に断られたことをコラムに書いた(3月20日付8面「記者の窓」)。門出を前に不安が募ったが、反響に勇気づけられた
▼知人友人20人以上から激励され、本土メディア6社から取材依頼があった。在京県出身者からは「うちの2階が空いている。使ってほしい」とも。最終的に決めた部屋の大家は「琉球新報、沖縄タイムスのような新聞社に貸したかった」と家賃を大幅に下げてくれた
▼結局、当初の部屋より好条件になった。「捨てる神あれば拾う神あり」とはこのことだ。明るい気持ちになった。報道圧力があっても前を向く意欲が一層湧いた
▼障がいを理由にアパートが借りられなかった経験のある宮城かし子さんは1日の「障害者差別解消法」施行を祝うパレードで、こう訴えた。「障がいのある人もない人も、人として当たり前の社会生活を送り、共生社会を実現したい」
▼逆境に遭っても、絶えず前を向く人の言葉は胸を打つ。新たな決意で始業式を迎える児童生徒は心にとどめてほしい。「前を向けば必ず道は開ける」

2016年4月7日   琉球新報

おすぎが乙武洋匡氏を痛烈批判「二面性が透けて見える」

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 タレントで映画評論家のおすぎが6日、自身がレギュラー出演している文化放送「吉田照美 飛べ!サルバドール」で、不倫騒動の渦中にいるにもかかわらず自身の誕生日パーティーを開催した乙武洋匡氏を痛烈に批判した。

 乙武氏といえば、3月24日発売の「週刊新潮」(新潮社)で20代女性との不倫が報じられ、騒動に発展。同誌で不倫を認め、さらに過去に5人の女性と不倫していたことも告白。世間からはバッシングを浴び、乙武氏は当面活動を休止。不倫が報じられる以前には、自民党の擁立を受けて今夏の参議院議員選挙に出馬すると見込まれていたが、騒動の影響で出馬を見送ることになったという。不倫騒動が過熱する中、乙武氏は5日に自身の誕生日パーティーを開催。不倫騒動後初の公の場ということもあり、各方面から乙武氏の言動が注目されていた。

 おすぎは「あたしやっぱし乙武君がこういうことやるっていうこと自体間違ってると思うし、関係者も辞めればいいのにと思ってたのにやっちゃうわけだけど、このことに関しては別に不倫しようと何しようと家庭の問題だと思うのよ。彼は自分は障害者なんだから面倒見てもらうんだから、『公に世話してもらう女性と常にいますよ』と言えばいいのに。そうすれば不倫とも取られないのに」とコメント。

 さらに「ヨーロッパ行ったことも、男の人を連れて行って女の人といたことを隠してたところ、そういうところに彼の二重の生活っていうのが見え透いてきちゃうようなことを本人がやってるわけよ。清潔感があって行動力あって、いい方(のイメージ)だったわけじゃない。今度のことだってこうやってパーティーを開いたのは都知事になろうとしてるんじゃないかって。やっぱり今までの人たちと違うやり方をやろうとするならば、それなりの自分の制御って必要だと思うよね。上手なテクニックを用いないとうまくはできないと私は思うの」と自身の考えを示し、「おとなしくしていた方が良い時期なのにパーティーをあえて開いたその辺に彼の二面性が透けて見えて私は嫌!」と怒りを露わにし、批判した。

 最後に「パーティーやるにもなぜやるんだろう」と疑問を感じ、「豪華誕生会って言える規模だよね。何かをやろうとするなら、普通会費をあてにしないで、会場費は自分で負担しないと。そういうのが全部透けて見えちゃう」と厳しく指摘した。



*写真 文化放送「吉田照美 飛べ!サルバドール」HPから http://www.joqr.co.jp/saru/

2016年4月7日  livedoor

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