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Channel: ゴエモンのつぶやき
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障害者雇用、企業に促す 県内1.57% 全国平均下回る 来年度、法定雇用率引き上げ

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 障害者の法定雇用率が来年度2・0%に引き上げられるのを前に、県内企業に障害者雇用を促す取り組みが進んでいる。ただ、県内民間企業の障害者実雇用率は1・57%(昨年)で、全国平均(1・65%)を下回り、現状の法定雇用率(1・8%)にも届いていない。背景には、中小企業の厳しい経営環境、理解不足などがあり、障害者の就職環境は依然厳しい。

 ハローワーク千葉などは12日、障害者対象の就職面接会を千葉市中央区内で開いた。県内6カ所で集中開催する1回目。製造、情報通信、医療介護、物流など95社が参加。採用予定人数271人に対し、566人の求職者が殺到した。

 脳性まひによる体幹機能障害がある堤友香さん=千葉市若葉区=は面接会参加が約10回目。多数の応募者を前に「競争は厳しい。でも両親がリタイアするまでに就職したい。全力を尽くす」と語った。経営悪化で複数企業を退社させられた経験を持つ知的障害の男性(49)、脳梗塞の後遺症が残り、生活保護から抜け出そうと未経験の事務職に応募した男性(54)など、各参加者が強い思いで面接に臨んでいた。

 県内ハローワークへの障害者の新規求職申込件数は昨年度、前年度比18・0%増の5936件。就職件数も18・4%増の1922件となり、いずれも過去最高を更新した。障害者自立支援法の施行や、精神障害者の増加で、就労を目指す障害者が増えている。採用の伸びが追いつかず、働きたくても働けない人が増えているのが現状だ。

千葉日報-2012年10月13日 14:47

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