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視覚障害者へ優しい歩道に…

 視覚障害者の安全歩行を助ける点字ブロックが、1967年に初めて岡山市に設置された3月18日は「点字ブロックの日」。それを前に15日、福山市視覚障害者福祉協会の根本敏太郎会長(68)とJR福山駅の周辺を巡った。自転車の放置、行く手を遮る信号の柱…。歩きにくい場所は街のあちこちにあった。

 「柱に肩が触れる」。視野の狭い根本会長が立ち止まった。福山駅の北約250メートル。会合でよく使う市市民参画センターの手前だ。点字ブロックの35センチ先には信号の柱。そのまま歩けばぶつかってしまう。

 市によると、柱の移動はそばの駐車場の出入りを妨げる恐れがあるという。市道路整備課は「警察と対策を協議したい」。その先、センターまでの約50メートルには点字ブロックがないが、歩道ではないため、早めの改善は難しいという。

 西町の福山ロッツ付近から駅に向かう道。ここでも歩道にはみ出た植木や路上の看板、ブロックの上の放置自転車がスムーズな移動を阻んだ。

 市視覚障害者福祉協会は17日午後1時から、約20人で駅周辺を一斉点検する。点検の結果は市に伝え改善に役立ててもらうという。

中国新聞- 13/3/16

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