聴覚障害者や、その支援者らを対象にした研修会「東日本大震災から学ぼう」(岡山県聴覚障害者センターなど主催)が16日、岡山市北区南方のきらめきプラザであり、約70人が被災地の現状や災害発生時の対応などについて理解を深めた。
津波で約600人が犠牲になった宮城県女川町で支援物資の調達などに取り組んだ日野ボランティア・ネットワーク(鳥取県日野町)の山下弘彦さん(46)が手話通訳を介して講演した。
山下さんは、女川町で多くの住民が命を落とした一方、近隣で危険を知らせ合って高台に避難したケースを紹介。足の悪いお年寄りも多数いたが、住民が早期に避難を促したことで被害を免れたといい、「日ごろから地域の中で助け合える人間関係を築いておくことが大切」と説明した。
さらに災害発生時、聴覚障害者は情報収集が遅れがちとし、「障害や普段の生活実態を理解してもらえる身近な人を確保することが欠かせない」と指摘した。
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聴覚障害者らが、災害発生時の対応などを学んだ研修会
山陽新聞-(2013/3/16 21:05)
津波で約600人が犠牲になった宮城県女川町で支援物資の調達などに取り組んだ日野ボランティア・ネットワーク(鳥取県日野町)の山下弘彦さん(46)が手話通訳を介して講演した。
山下さんは、女川町で多くの住民が命を落とした一方、近隣で危険を知らせ合って高台に避難したケースを紹介。足の悪いお年寄りも多数いたが、住民が早期に避難を促したことで被害を免れたといい、「日ごろから地域の中で助け合える人間関係を築いておくことが大切」と説明した。
さらに災害発生時、聴覚障害者は情報収集が遅れがちとし、「障害や普段の生活実態を理解してもらえる身近な人を確保することが欠かせない」と指摘した。
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聴覚障害者らが、災害発生時の対応などを学んだ研修会
山陽新聞-(2013/3/16 21:05)