日本盲人会連合(竹下義樹会長)、岩手、宮城、福島の被災3県と仙台市の視覚障害者福祉協会は5月から、被災した視覚障害者が自らの経験を語る「語り部プロジェクト」を始める。障害者の立場から震災を語り継ぎ、風化の防止と次世代の防災対策に役立てる。
視覚障害者団体の代表らが25日、盛岡市の県庁を訪れ、意向を明らかにした。語り部は現在、3県1市で計20人ほど。同連合と同協会が連携し、被災地での活動のほか、要望があれば語り部の派遣も行う予定だ。
同連合などはこのほか、フリーダイヤル電話相談の設置や過去の災害対応などについて盛り込んだ情報誌の発行、防災に関する研修会の開催も計画している。東日本大震災から2年が経過し行政などの窓口が縮小する中、障害者自身の能動的な行動で社会に働き掛けるのが目的という。
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【写真=県に対し、支援の充実を求める視覚障害者団体の代表者ら(右側)】
岩手日報-(2013/04/26)
視覚障害者団体の代表らが25日、盛岡市の県庁を訪れ、意向を明らかにした。語り部は現在、3県1市で計20人ほど。同連合と同協会が連携し、被災地での活動のほか、要望があれば語り部の派遣も行う予定だ。
同連合などはこのほか、フリーダイヤル電話相談の設置や過去の災害対応などについて盛り込んだ情報誌の発行、防災に関する研修会の開催も計画している。東日本大震災から2年が経過し行政などの窓口が縮小する中、障害者自身の能動的な行動で社会に働き掛けるのが目的という。

【写真=県に対し、支援の充実を求める視覚障害者団体の代表者ら(右側)】
岩手日報-(2013/04/26)