障害者の就労支援事業所などを運営する札幌市内の社会福祉法人「ともに福祉会」は26日、西区発寒14の14にある事業所横に障害者が描いた絵を常設展示する「ともにアートギャラリー」を開設した。障害者のイラストを使用した雑貨品も販売しており、同法人は「障害者の自立や経済力の向上につなげたい」としている。
ともに福祉会は2002年から施設利用者の創作活動を始め、03年から胆振管内洞爺湖町在住の銅板画家臼井千晶さん(65)の指導を受けてきた。水彩やアクリルなどを使った動物、花、風景画の作品で、臼井さんは「いずれも大胆で、すばらしい色彩感覚。プロがまねできないような表現力がある」と評価する。
これまで年に1、2回展示会を開いたり、デザインを印刷したポストカードなどを販売。もっと多くの人に作品を見てもらおうとギャラリーを開設した。
ギャラリーは、事業所横に新築した作業所1階部分の約100平方メートル。利用者が描いた4千点の中から30点を順次展示し、ネコやアスパラの絵をプリントした化粧ポーチ、ペンケースなど16種類の雑貨も販売する。
池田啓子理事長は「商品のデザイン性と品質を評価し、購入してもらうことで、障害者の自立を後押しするビジネスモデルにしたい」と話している。
ギャラリーの開館は午前10時〜午後4時(土曜は午前9時〜正午)、日曜休館。入館無料。問い合わせは同法人(電)011・663・0200へ。
北海道新聞-(04/27 16:00)
ともに福祉会は2002年から施設利用者の創作活動を始め、03年から胆振管内洞爺湖町在住の銅板画家臼井千晶さん(65)の指導を受けてきた。水彩やアクリルなどを使った動物、花、風景画の作品で、臼井さんは「いずれも大胆で、すばらしい色彩感覚。プロがまねできないような表現力がある」と評価する。
これまで年に1、2回展示会を開いたり、デザインを印刷したポストカードなどを販売。もっと多くの人に作品を見てもらおうとギャラリーを開設した。
ギャラリーは、事業所横に新築した作業所1階部分の約100平方メートル。利用者が描いた4千点の中から30点を順次展示し、ネコやアスパラの絵をプリントした化粧ポーチ、ペンケースなど16種類の雑貨も販売する。
池田啓子理事長は「商品のデザイン性と品質を評価し、購入してもらうことで、障害者の自立を後押しするビジネスモデルにしたい」と話している。
ギャラリーの開館は午前10時〜午後4時(土曜は午前9時〜正午)、日曜休館。入館無料。問い合わせは同法人(電)011・663・0200へ。
北海道新聞-(04/27 16:00)