中津市視覚障害者協会(村上良典会長)は、障害を持った人が、地震や津波などの災害から身を守れるよう、最新式のライフジャケット50着を購入し、目の不自由な会員らに無料で配布している。村上会長は「災害の際に役立つジャケットのことを多くの人に伝えたい」としている。
ライフジャケットは2011年3月の東日本大震災で、多くの人が津波に流されたことから、「命を守るために役立てたい」と和歌山県の会社が開発。ウレタンがジャケットの内側に入れてあり、着用すれば水に浮く。落下物などから頭を守るフードや、ウレタン部分を尻に当て、休憩できるような工夫も施してある。1着約5000円。
昨年、同協会に「目の不自由な人のため使ってほしい」と50万円の寄付があり、使途を検討。震災被災地に何度も足を運んでいる中津市のNPO法人「レスキューサポート九州」の木ノ下勝矢代表に相談し、このジャケットを選んだ。
木ノ下代表は「ジャケットは赤色で、胸と背中にはハンデがあることを示すステッカーも貼っている。災害時に見かけたら、避難を手助けしてほしい」と願っていた。村上会長は「軽くていい。ジャケットのことを、より多くの障害を持った人たちに伝えていきたい」と話している。
(2013年4月23日 読売新聞)
ライフジャケットは2011年3月の東日本大震災で、多くの人が津波に流されたことから、「命を守るために役立てたい」と和歌山県の会社が開発。ウレタンがジャケットの内側に入れてあり、着用すれば水に浮く。落下物などから頭を守るフードや、ウレタン部分を尻に当て、休憩できるような工夫も施してある。1着約5000円。
昨年、同協会に「目の不自由な人のため使ってほしい」と50万円の寄付があり、使途を検討。震災被災地に何度も足を運んでいる中津市のNPO法人「レスキューサポート九州」の木ノ下勝矢代表に相談し、このジャケットを選んだ。
木ノ下代表は「ジャケットは赤色で、胸と背中にはハンデがあることを示すステッカーも貼っている。災害時に見かけたら、避難を手助けしてほしい」と願っていた。村上会長は「軽くていい。ジャケットのことを、より多くの障害を持った人たちに伝えていきたい」と話している。
(2013年4月23日 読売新聞)