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障害者理解に貢献/最後のサンサン祭りにぎわう

 障害者と市民、ボランティアが交流を深める「第33回サンサン祭り」(同実行委主催)が28日、香川県高松市のサンポート高松であった。同祭りは今年で最後の開催とあって、大勢の家族連れらが来場。車いすの試乗や障害者スポーツを体験するなどしてバリアフリーのあり方を学んだり、長年にわたって障害者理解に貢献してきた祭りの歩みを振り返ったりしていた。

 祭りは、障害者への理解と支援を目指し、国際障害者年の1981年から毎年この時期に開催。当初の目的をほぼ達成したとして、33回目の今回で、歴史に幕を下ろすこととなった。

 恒例の車いす体験ラリーでは、小中・高校生らが車いすに試乗して砂利道の通行やエレベーターの乗り降りなどにチャレンジ。初めて車いすに乗った高松南高1年の滝志緒里さん(15)は「目線が低くなるので道の段差が大きく見えて不安だった。車いすで困っている人を街で見かけたら手伝いたい」と話していた。

 障害者スポーツの体験コーナーでは、障害のある人たちと子どもたちが一緒に、車いすバスケットボールなどを楽しんだ。

 最後の祭りにちなみ、会場には過去の祭りの様子を収めた写真を展示。参加者同士の交流スペースなども設け、大勢の人たちでにぎわっていた。

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最後の開催となるサンサン祭りで車いすに試乗する参加者=香川県高松市、サンポート高松

四国新聞-2013/04/28 18:06

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