聴覚障害者と地域住民らの交流を目的とした「サロンひまわりの種」(吉田弘芳代表)が中津市沖代町にオープンした。サロンは主に高齢者が集まって食事や会話、趣味などの活動を楽しんでもらおう―と市内各地で開設されているが、聴覚障害者向けは初めて。
開所式には「ひまわりの種」設立実行委員会のメンバーや地域住民、行政関係者ら約50人が出席。吉田代表(55)=中津聴覚障害者協会長=が手作りの看板を披露し、「多くの人が触れ合い、絆を深められる場所にしたい」とあいさつ。式後に食事会があり、サロンを利用する聴覚障害者らが親睦を深めた。夫婦で参加した中野厚さん(82)=同市上池永=は「(聴覚障害者の)仲間が気軽に集える雰囲気なので、楽しく過ごせそう」と喜んでいた。
自分の意図がうまく伝えられず、閉じこもりがちな高齢聴覚障害者を支援しようと、協会が市内の手話サークルグループなどと協力して昨年10月に実行委を設立。工務店の事務所として使用されていた建物を、持ち寄った材料などを使ってバリアフリー仕様に改装した。
サロンでは、日常生活で使う基本的な手話のあいさつを学ぶ学習会や、リハビリを兼ねた調理実習、手芸・木工などに挑戦する。沖代町にある別の二つのサロンと連携して各種行事も企画する予定で、「大きな花を咲かせるヒマワリのように皆で支え合い、利用者の笑顔で満開のサロンにしたい」と吉田代表。
サロンは月1回、週末の午前10時から午後3時まで開く。参加費は昼食付きで500円。問い合わせは実行委の加島友子さん(TEL090−9406−0275)まで。
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利用者らと交流を深める吉田弘芳代表(後列右から5人目)ら=中津市沖代町の「サロンひまわりの種」
大分合同新聞- [2013年05月06日 01:49]
開所式には「ひまわりの種」設立実行委員会のメンバーや地域住民、行政関係者ら約50人が出席。吉田代表(55)=中津聴覚障害者協会長=が手作りの看板を披露し、「多くの人が触れ合い、絆を深められる場所にしたい」とあいさつ。式後に食事会があり、サロンを利用する聴覚障害者らが親睦を深めた。夫婦で参加した中野厚さん(82)=同市上池永=は「(聴覚障害者の)仲間が気軽に集える雰囲気なので、楽しく過ごせそう」と喜んでいた。
自分の意図がうまく伝えられず、閉じこもりがちな高齢聴覚障害者を支援しようと、協会が市内の手話サークルグループなどと協力して昨年10月に実行委を設立。工務店の事務所として使用されていた建物を、持ち寄った材料などを使ってバリアフリー仕様に改装した。
サロンでは、日常生活で使う基本的な手話のあいさつを学ぶ学習会や、リハビリを兼ねた調理実習、手芸・木工などに挑戦する。沖代町にある別の二つのサロンと連携して各種行事も企画する予定で、「大きな花を咲かせるヒマワリのように皆で支え合い、利用者の笑顔で満開のサロンにしたい」と吉田代表。
サロンは月1回、週末の午前10時から午後3時まで開く。参加費は昼食付きで500円。問い合わせは実行委の加島友子さん(TEL090−9406−0275)まで。
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利用者らと交流を深める吉田弘芳代表(後列右から5人目)ら=中津市沖代町の「サロンひまわりの種」
大分合同新聞- [2013年05月06日 01:49]