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川崎市消防局が障害者向け通報システム、スマホでも利用OK/神奈川

 聴覚障害者などが、緊急時に携帯電話のボタン操作だけで119番通報できる川崎市消防局の「川崎WEB119」について、5月からスマートフォン(多機能携帯電話)でも利用できるようになった。スマートフォン利用者の増加に対応したもので、市消防局は「いざというときのために、より多くの人に登録してほしい」と呼び掛けている。

 「川崎WEB119」は、聴覚や言葉によるコミュニケーションが困難な人が、携帯電話のインターネット接続機能を使って市消防局の指令センターへ通報し、消防車や救急車の要請を行えるシステム。事前登録制で2009年にスタートし、現在市内の66人が登録している。

 画面では現在地に続き、「救急」か「火事」かを選択。救急の場合は「病気」か「けが」かを選び、火事の場合は「何が燃えていますか?」と表示され、「建物」か「その他」かを、それぞれボタン操作で選ぶ。チャットを使い、より詳しい状況を伝えることもできる。

 利用できる機器は、▽iOS、Android搭載のスマートフォン▽第3世代以降の携帯電話。またこれまで、GPS(衛星利用測位システム)機能がある携帯電話でしか利用できなかったが、機能のない携帯電話でもチャットを活用することで利用可能になり、ほぼすべての携帯電話とスマートフォンでシステムが使えるようになるという。

 登録方法は、申請書に必要事項を記入し、市消防局などに提出する。申請書は市聴覚障害者10+ 件情報文化センター(中原区)などで配布しているほか、市のホームページからもダウンロードできる。

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スマートフォンでも利用できるようになった「川崎WEB119」の画面

カナロコ(神奈川新聞)-2013年5月9日

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